トップ> 月刊「創」ブログ > 創出版: 2008年8月アーカイブ

創出版: 2008年8月アーカイブ

 今週に入ってからテレビ局などから相次いで取材依頼が入るようになり、何やら前回のトークの時と同じような状況になりつつあるのですが、31日は当初の予定通りファンが集まって田代さんの誕生日を祝おうという趣旨なので、今回はマスコミ取材はいっさいお断りさせていただくことにしました。会場での撮影は禁止です。あしからずご了承ください。

 そもそもスペースが狭いので当日参加の方が全員は入れるかどうかわからないし、前回も入れずに帰った人もいました。なかには東京以外からやってくる人もいるので、1人でも多くのファンの方に入ってもらいたいとの田代さんの強い意向です。テレビカメラが回っていては緊張するし、本来の趣旨をそこねることになるとの思いもあります。

 ということで、報道目的での入場はお断りしますので、どうぞご理解お願いします。逆にこのところ、個別取材については企画の趣旨が納得できれば田代さんはインタビューに応じています。既に『婦人公論』にはインタビューが掲載されたし、今後幾つかの雑誌に登場する予定です。
 ですから田代さんの話を聞きたいという取材希望については、正式に取材依頼を行ってください。『創』編集部あてメールやファックスを送って下されば必ず本人に伝えます。またこの間、ファンからの手紙なども届いていますが、それらも本人に渡してあります。

 田代さんは出所後だいぶたったとはいえ、まだリハビリ中です。どうか配慮をお願いします。それから前回のトークで31日が同じ誕生日だと言っていた女性の方、できれば連絡をお願いします。今回のライブも九州など全国各地からファンが訪れる予定です。どうぞよろしくお願いします。        月刊『創』編集長・篠田博之

  内閣改造で法相が代わったことで死刑執行はどうなるか注目しています。鳩山前法相は2カ月にいっぺん執行を行ってきたのですが、ちょうどこの8月が執行の月にあたるからです。それと軌を一にするかのように7月に小林薫死刑囚の控訴取り下げ無効の申し立てが最高裁で棄却になりました。もともと小林死刑囚は死刑を望んでいた人ですから、宅間死刑囚のように早期執行になる可能性が高いケースでした。それが弁護士の説得もあって裁判のやり直しを求める手続きを申請していたのですが、最高裁で棄却。しかも高裁から最高裁へと本当に短い審理で判断をくだされました。このままでは早期執行になりはしないかと心配です。

 そんな折に、ちくま新書にて『ドキュメント死刑囚』という本を上梓しました。宮﨑勤、小林薫、宅間守という3人の死刑囚について書いた本で、書店に並んだばかりです。 
 宮崎勤、小林薫、宅間守の3人には、いずれも父親を激しく憎んでいたことなど驚くほど共通点があります。彼らとの関わりを通して、私はいつも、今の司法システムや死刑制度は本当に人を裁き、凶悪犯罪を抑止するために有効に機能しているのか、という疑問を抱き続けてきました。この本はそういう思いをまとめたものです。

 最近、動機不明の無差別殺人が目につきます。これは恐らくこの社会の何かが壊れつつあることの現れだと思いますが、先の3つの死刑事件にそうした兆候は端的に現れていました。死刑囚であることの意味がどの程度認識されていたか疑問を感じざるをえなかった宮崎死刑囚にしても、死にたいという願望を実現するために法廷で事実関係を争うことを放棄した小林死刑囚にしても、私は、今の司法制度が彼らを裁くという機能を果たし得ているのか強い疑問を感じました。
 彼らはいずれも社会とのコミュニケーションがとれず、「反社会性人格障害」という診断をされたのですが、その社会との断絶が家族関係の崩壊に象徴的に表われていました。父親は恐らく彼らにとって「社会規範」の象徴だったのではないかと思います。

死刑.jpgのサムネール画像 この本を脱稿した直後に、宮崎死刑囚の刑執行という、私には衝撃的な事態が起きました。彼との関わりは12年に及び、私にとっては、身近な人間が突然処刑された衝撃は、予想を超えたものでした。そしてもう一人、小林薫死刑囚も、いつ処刑されても不思議でない状況にあります。
 この何年かの厳罰化の流れの中で、死刑問題がこの社会にとって早急に議論すべき大きな課題として浮上しつつあることは確かだと思います。そうした論議に、今回の本が少しでも役に立てばと願っています。『創』での仕事がこの本のベースになっていますが、資料などを改めて確認する作業を含め、本書を書きおろすのに約1年の歳月がかかりました。
 ぜひ多くの人がこの本を読んで、一緒に死刑について考えてほしいと思います。           

 9日に予約開始となった31日の田代まさし誕生パーティーだが、即日完売となり、
当日券はあるのかという問い合わせがたくさん寄せられています。今のところ当日券を
何十枚か用意するつもりですので、当日、早めにおいで下さい。ただ、前回のトークライブで何時間も前から並んだ人がいましたが、商店街に大行列ができて警察に通報される騒ぎとなったので、1時間以上前から並ぶのは勘弁してください。開場の時間までに来た人にはなるべく入ってもらえるようにはしたいと思います。
 ただ田代さんと何か関わりのある方、小学校の同級生とか、かつての知人とか、そういう関係で誕生日を祝いたいという方は事前にメールで「創」編集部へ相談ください。当日何とか入場できるようにしたいと思います。田代さんの息子娘さんや芸能界関係者も歓迎!またこのパーティを行うきっかけとなった田代さんと誕生日が同じという女性ファンの方、参加するなら事前に連絡ください。ケーキを用意しておきますので。
 前回のライブでも田代人形など小道具を用意してきた人が大勢いましたが、今回も歓迎!誕生祝いなので前回以上に楽しくやりたいと思います。

 前回7月16日の田代まさしライブの盛り上がりのなかで「冗談から駒」という感じで決まった田代まさし誕生日を祝う会が下記のように正式決定しました。前回は出所報告だったので、ギャグや小道具抜きでしたが、今度はパーティーですから趣向をこらしたものにしたいと思います。前回も客席に小物を持参した人がいましたが、次回もそれぞれ考えて!

 またこの会は、田代さんと同じ8月31日が誕生日の女性ファンが「一緒に祝いたい!」と申し出たのがきっかけでしたが、その女性の連絡先と名前を聞き忘れたので、メールをください。田代さんと一緒にケーキに名前を入れておこうかと思いますので。これって最高の思い出かも。

 それから田代さんへのファンレターをどこに送ったらいいかという問い合わせも来てますが、本人に転送するなり渡しますので、「創」編集部へ送ってください。でもプレゼントとかなら31日に自分で渡した方がよいと思います。

 また、前回のライブで「ひろゆき」やら有名人からも電報が楽屋に届きましたが、芸能界その他の方々からの誕生祝いのメッセージその他も受付けますので、事前であれば創出版に、当日なら阿佐ヶ谷ロフトAにお願いします。

 あ、それから前回のライブの動画を公開すると予告しましたが、これがプロでなく素人が撮影したため、公開をはばかるような画質なので、今回はやめにします。既に冒頭のシーンのみYouTubeなどでUPされてますので、そちらを見てください。すみません。

 

8月31日(日)
月刊創プレゼンツ
「田代まさしの誕生日を祝う会」
前回のトークライブで予告されたマーシーの誕生日ライブが実現!
【出演】田代まさし、篠田博之、他
Open 18:00 / Start 19:00
前売り2000円/当日2500円(共にドリンク代別)
前売券は8月9日(土)10:00よりローソンチケッ トで発売
(Lコード:38027)

場所:阿佐ヶ谷ロフトA(地図はこちら
TEL:03-5929-3445