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2010年10月アーカイブ

 森さんの新刊『極私的メディア論』無事に発売されました。ちょうど11月2日(火)に
新宿紀伊國屋サザンシアター(紀伊國屋南店7階)で上野千鶴子さん、加藤陽子さんとシンポが行われるので、その会場で『極私的メディア論』の販売&サイン会も行うことにしました。森さんに会ってサインをもらうチャンスでもありますので、ぜひおいで下さい。
このシンポジウム「『戦争の論理』が駆動する時」についての詳細は、下記、朝日出版社のホームページにてご覧下さい。
 http://www.asahipress.com/event/sensouronri.html

なおこの後の森さんの出版記念イベントについては、12月7日(火)夜に新宿ロフトプラスワンが決まっているほか、書店でのイベントも検討中。近々告知します。

10月21日、田代まさしさんに再び接見。

1週間前に比べてだいぶ元気になり、頬もふっくらしてきました。
睡眠剤で眠れるようになったのと、胃腸薬のせいで食欲も出てきたようで、食事は1食半食べているとか。
留置場では支給される弁当でなく自弁といって600円で弁当を買うことができるのですが、田代さんは自弁を買って、しかも支給された弁当も半分くらい食べているというのです。

前の逮捕の時は自殺も考えたと言っていたので、今回はどうなの?と訊くと、そういうことを考えるのは少し冷静になってからだけど、今回は逮捕直後から吐き気と不眠でのたうちまわるような状態が続き、それどころではなかったとのこと。

逮捕3~4日目にもう我慢ができずに「救急車を呼んでほしい」と頼んで救急病院に搬送してもらい、点滴を打ったとか。
その後、薬を処方してもらい、ようやく落ち着いてきたのが先週からだということ。

確かに、会うたびに考えもしっかりしてきているし、いろいろなことを冷静に考えるようになるのはこれからなのかも。

そんななかで19日、田代さんに薬物を売っていた売人が逮捕。
捜査はいよいよ薬物ルートの解明という大詰めに至りつつあるようです。

(篠田博之)

 田代まさしさんは10月6日にコカイン所持容疑で起訴され、接見禁止が解けました。ただ14日、覚せい剤や大麻など他の薬物の所持容疑で再逮捕されており、そちらの取り調べが続くようです。手紙のやりとりや面会はできるようになりましたが、まだ取り調べが終了していないため、事件関係の新聞・雑誌記事などは弁護士以外からの差し入れでは本人に渡らないようになっています。

 既に妹さんら身内や関係者が連日面会に訪れていますが、13日に面会した時の本人の近況などを、公にできる範囲で報告しておきます。

 まず、マスコミで公開され、多くの人が衝撃を受けた激やせ・憔悴の写真についてですが、9月16日未明に逮捕された後、横浜水上署で明け方5時頃まで取り調べを受け、しかもその前日もほとんど寝ていなかった後だけに、心身ともに衰弱しきった瞬間の写真だったというのが本人の説明でした。

 逮捕直後は、吐き気が止まらず、食事もとれない状況で、点滴も打ったそうですが、胃薬を処方してもらい、現在は普通に食事もとれているとのこと。またずっと夜も寝付けない状況が続いていたけれど、これも睡眠剤を処方してもらえたとかで、夜も眠れるようになったとのこと。ひとまず心身とも落ち着いた状態のようです。

 多くの人が疑問に感じているであろう、なぜ再び薬物に手を染めたかという動機ですが、弁護士には、音楽や芸能の仕事が増えていくにつれて新たなプレッシャーを感じるようになったためという説明をしているようです。ただそれについては「何を言っても弁解になってしまうから」今はあまり話したくないとのことでした。ただもちろん裁判では大きな争点になるのでいずれ表明することにはなると思いますが。

 逮捕直後からの報道については、新聞記事は入らないのですが、弁護士からネットニュースは見せてもらったようで、大体は知っているようです。ただ、報道で例えば「3カ月前に知り合ったDJから買った」と供述しているように書かれていますが、その時期も実際は違っているようで、細かい点についてはマスコミ報道が正確でない部分も多々あるようです。

 田代さんの弁護人は、前回の逮捕の時に就いた弁護士が受任しており、割と頻繁に接見するなど、身内も含めて差し入れや弁護活動が動き出しています。一緒に逮捕された女性の家から家宅捜索で大量に薬物が押収されているのですが、この所持をめぐる経緯の取り調べが当面大きな課題になるようです。

 なお発売中の月刊『創』11月号で、逮捕直後の警察のマーシーの自宅への家宅捜索や妹さんたちの状況など詳しく書いていますのでご覧下さい。

 それとその『創』11月号のグラビアで、田代さんのブログを引用して、8月28日のイベントで夢の3ショットが...と書いたところ、読者から、いやあれはノブ&フッキーさんが物まねでやっているのだと指摘がありました。確認不足だったことを反省し、訂正します(あのブログも誤解を招く書き方ですがシャレなんですね、本人としては)。

(文責=『創』編集長・篠田博之)