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コラム「編集長の目」第32回・宮崎勤と『創』

 マス読ライブ出版編を終えて帰社後、このメルマガを作成しています。文春の木俣さんからは昨年に引き続いて、文春社内見学招待とのありがたい提案が。木俣さんという編集幹部の案内で社内見学を行うという、志望者には最高の企画で、きょうのライブ参加者から見学者を募ります。昨年は30人ずつ2日間にわけて行いました。こんな機会は恐らく他にはないはずで、こういうことが行われるのがマス読ライブならではといえます。

 さて、今週はめちゃくちゃな忙しさでした。今週といってもまだ明日、日本テレビの取材陣が『創』編集部を訪れるのですが。実は17日は宮崎勤被告の最高裁判決が出る日で、彼と10年にわたって接触してきたのが『創』編集部であるため、新聞・テレビ各社がインタビューや撮影に当編集部を訪れたのです。明日土曜のTBS「ブロードキャスター」ではブロードキャスター事件簿のコーナーで。あの原山記者が『創』編集部を訪れるという設定です。その他、16日夕方のニュースから日テレ、フジ、テレ東などが相次いで『創』と宮崎被告の話を報道する予定。16日ないし17日の朝日、読売などの新聞も宮崎判決についての記事の中で『創』に触れるはずで、17日発売の『週刊朝日』には小生が手記を書いています。

 このメルマガ読者は、就職本を出している創出版しか知らない人も多いでしょうが、本来『創』は社会派のテーマを、しかも大手マスコミとは違った視点で追い続ける雑誌。宮崎勤を10年間も追い続けたというのも『創』ならではの仕事といえます。メルマガ読者のほとんどは宮崎事件は小さい頃の記憶しかないと思いますが、いかに社会的に大きな事件だったか、来週一斉にマスコミが総括報道を行うのでじっくり見て考えてみてください。
 今、創出版では宮崎勤の最後の著書『夢のなか、いまも』を制作中です。

                             (篠田)

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