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篠田博之の「週刊誌を読む」

夫の逆襲?沢尻エリカ離婚騒動のその後  5月16日掲載

 一件落着かと思われた女優・沢尻エリカの離婚騒動だが、どうもそう簡単ではなさそうだ。もしかすると、一方的に三行半をつきつけられた夫の高城剛氏の反撃が始まっているのかもしれない。
 というのも「沢尻エリカは騙されている」(フラッシュ5月25日号)「沢尻エリカ『噂のキーマンと深夜の大ハシャギ』現場写真」(フライデー5月28日号)など、沢尻のプライベート写真が次々と週刊誌で公開。しかも記事の中で高城氏の主張が詳しく紹介されているからだ。
 ちなみにこの二つの記事に登場するのは、高城氏の「友人」「知人」という匿名の人物だが、両方の記事で言っていることがほぼ同じ。本人であることを隠す場合にコメントを匿名の「友人」とするのは週刊誌でよくある手法なので、これ、もしかして高城氏本人が語っているのではないかとも思えてしまう。
 ちなみに「噂のキーマン」と書かれ、沢尻と飲んでいるところを報じられているのは、沢尻の芸能界復帰の受け入れ先とされるエイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長だ。
 そうした芸能界の大物が離婚騒動の背後にいるのとの見方を詳しく報じているのは『週刊新潮』5月20日号「離婚は膠着!沢尻エリカと4人の男」だ。「4人の男」の一人は高城氏のことらしいが、他の三人とはエイベックスの松浦社長、沢尻の前所属事務所「スターダストプロモーション」細野義朗社長、そして芸能界のドンこと「バーニング」の周防郁雄社長だ。
 記事では、この三人が四月中旬、ホテルで沢尻の復帰計画を協議したとか、離婚をスクープしたフジテレビの「Mr.サンデー」の放送日に、周防社長が局に姿を見せていたとか、具体的な経緯が書かれている。さらに離婚騒動を報じたスポーツ紙記者が匿名で、情報源はエイベックスとバーニングだったと告白している。そんなふうに離婚騒動の内幕を暴露したうえで、高木氏が離婚に応じる意思はなく、離婚劇は膠着と報じているのだ。
 こうした週刊誌報道が高木氏の逆襲だとすると、こちらもなかなかしたたかだ。この騒動、予想外に長引くのかもしれない。
(月刊『創』編集長・篠田博之)

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