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篠田博之の「週刊誌を読む」

素直に認めたスキャンダル/「さくらパパ」元愛人告白

政治家になった途端に 女性スキャンダルに見舞われたのが「さくらパパ」こと横峰良郎議員だ。『週刊新潮』8月30日号「『議員失格!』元愛人が剥がした『さくらパパ』の仮面」である。

 参院選に立候補した直後にも過去の賭けゴルフの行状が週刊誌で暴かれた。今回もその話が生々しく書かれているのだが、迫力が違うのは、語っているのが元愛人だからだ。「素人みたいな相手にも容赦がないので、パパの財布は、ゴルフ場に入るときはペラペラなのに出るときはパンパンに膨らんでいるんです。私は1日で70万円とか90万円とか、パパに負けた人を見ています」

 最後はトラブッて別れたようだから、その感情の分は割り引いて聞かねばならないのだろうが、この元愛人が語る「さくらパパ」はかなりの守銭奴だ。以前から政治家になろうという意志をこう語っていたという。

 「その動機が何かと言えば、政治に情熱があるとか、立候補の後、よく喋っていたように、社会への恩返しの気持ちとかではないのです。当時、パパが私の部屋のベッドで、しょっちゅう話していたのは、”議員になれば、歳費が2000万円も貰えて、6年間は安泰やし、参議院は衆議院よりも楽やぞ”、という自己中心的な動機でした」 でもこんなふうに週刊誌に愛人の告白が載ると「全て事実無根」と居直る政治家が多いのだが、横峰議員の場合は直撃取材に女性が愛人だったことを率直に認めている。「彼女のことは妻に話し、申し訳ないと謝りました。まだ、さくらには話していません」。悲哀さえ漂う弁明だが、まだ政治家という存在に慣れてない様子が、わずかな救いかもしれない。 

 
 さて一時期週刊誌をにぎわせた吉本興業のお家騒動だが、知らぬ間に新たな事態が進行しつつあるらしい。『週刊朝日』8月31日号によると、この八月に突如、騒動の一方の当事者だった創業家の前会長の長男が閑職に飛ばされた。そのほかにも創業家とみられる人が左遷されているという。 本当だとしたら報復人事というわけだが、同時にこれまでも言われてきた使途不明金やそれに絡む芸人中田カウスの恐喝疑惑に、この九月に司直の手が入るのではという噂が流れているという。『フライデー』9月7日号も、中田逮捕のXデーは九月上旬、と書いている。吉本興業騒動、近々第二幕が開くことになるのだろうか。

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