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NHK受信料督促裁判を考える

5月27日の口頭弁論は延期となっています。

 しばらく更新しなかったため、ご心配のメールをたくさんいただきました。申し訳ありません。
 実は5月27日の口頭弁論は延期となってしまいました。裁判所の都合のようです。
 次回期日は追って連絡が入ることになっていますが、今は夏休みなので9月以降と思われます。また動きがあればお伝えします。
 それと、実はその間も、様々な方から相談を受け、弁護団にメールを転送し相談したりしています。個人的な事情もあるし、相談をしながら最終的にNHK側の要求に応じることにしたケースなどあり、そのまま公開はできないのですが、できるだけ多くの人の参考にしていただくために、幾つかのケースについてはある程度情報をお伝えしようかと思います。
 例えば最近相談してこられた方は以下のような事情でした。日時や数字など個別情報を削除したり伏せるなどして紹介します。弁護士の回答も、これが本人に返信した後で公開しようかと思います。弁護士も多忙なのでなかなか時間がかかりますが、ご容赦ください。

「私は全くNHKを見ませんし、住んでいる所が会社の持ち物ということもあり、NHKの支払いを避けていました。以前、あまりのしつこさに一度家内が受信料を支払ってしまったようで、勝手に契約ということとされてしまったようです。その後の通知等も無視してきましたが、先月督促状が送られてきて、金額が約○万円となっておりました。とりあえず、異議申立ての書類は送りました、呼び出し状が簡易裁判所から再度送られてきました。とりあえず、答弁書を送った方がいいのでしょうが、記述内容や今後どう対応すればよいかお教えいただけたらと思います。よろしくお願いします」

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コメント(1)

M.H :

NHK受信料で法的督促を受けた者です。
結論からいうと、簡易裁判所へ申し立てをされた時点で私たちは敗北を認め、全額一括払いでNHK側に取り下げてもらいました。契約の無効を訴えるにも実際の証拠をあげての争議は、素人である私たちには勝算が極めて低いだろうと助言があったためです。「受信料の徴収」という名の強奪に無念ではありましたが、先行きの見えない法廷での争いは、組織を相手に自分たちは不利だという判断をせざるを得ませんでした。

しかしながら、申立てされるまでの間、書面にて徹底的に抗議したことは無駄ではありませんでした。支払いをし、テレビのない部屋へNHK職員を通すことで解約手続きに至ったのです。

実際には督促料が本当にままならない人々もいることは想像に難くないので、その意味では私たちの体験談がほかの方々にそのままあてはまるわけではないし、慰めにもならないかもしれません。けれども敗北した私たちだからこそ、他の方々には堂々と勝利してほしいとの思いで記しました。

もし本当にNHKの受信料について疑問や不信があるならば、NHKにぶつけることは決して無駄ではありません。実際NHK宛の書面で私たちが訴えたのは、両者の合意に基づく契約ではないという手法への批判であり、不祥事への怒りであり、受信料というサービスのありかたがフェアでないということへの疑問でした。黙っているよりも、意志表示をすることで、悩みの流れは変わります。

実際の訴状を前に、先行きの見えない不安や怖れを感じるのは一般市民であるがゆえにやむを得ないと思います。支払いに応じるのは最後の最後まで判断を見極めることで対処できます。もし正当な理由で勝算がたつならば、勝利をおさめてほしい、と多くの市民に願っています。

NHKという組織そのものへの議論がより多くなされなければ、いつまでたっても事態は変わらないと思います。なにもしなくても懐にお金が入るという仕組みがあるから不祥事も絶えないといえるのではないでしょうか。

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