トップ> NHK受信料督促裁判を考える >10月2日、受信料裁判の口頭弁論が行われました

NHK受信料督促裁判を考える

10月2日、受信料裁判の口頭弁論が行われました

 すみません、しばらく書き込みをしないままになりまして。反省しております(汗)。
 さる10月2日、東京地裁709号法廷で3カ月ぶりの口頭弁論が行われました。傍聴席は42でしたが、なんとこの日はNHKから10人近い傍聴者が訪れ、弁護団も5人。うち一人はNHK職員でした(弁護士資格のある職員とのこと)。一方、支払い拒否側の弁護団は6人が出席しました。
 民事裁判ですから、この日もほとんど書類のやりとりで終ってしまったのですが、ちょっと双方の弁護団で論争になったのは、前回の第1準備書面(前回紹介)で展開された放送法や憲法の問題にNHK側が認否を行うか、その問題にどの程度踏み込むかということでした。NHK側は「公共放送とは何か」という根本的な議論に踏み込むのを避けて、できるだけ契約手続きの問題に限定したいとの意向のようで、双方の考え方の違いから法廷で応酬がなされました。   
 次回は12月11日午前11時30分から709号法廷で口頭弁論が行われます。
 今回の法廷での詳しいやりとりについては、11月7日発売の月刊『創』12月号にてレポートされています。またこの間、9・10月合併号と11月号に掲載されたレポートを近々このサイトにアップします。何とその支払い拒否者を対象に「特別収納」と呼ばれる集金活動を行っていた元スタッフが内部告発を行っています。

 

 元NHK職員・立花孝志さんの裁判も今月判決!


 NHKを内部告発した立花孝志さんがNHKを相手どって起こした「受信料債務不存在確認裁判」が大詰を迎え、11月30日午後1時15分から大阪地裁堺支部1号法廷において判決が言い渡されます。関心ある人は傍聴してください。立花さんは上記の東京での支払い拒否裁判にも傍聴に訪れました。立花さんの裁判については、2ちゃんねるにスレッドが立っており、本人が書き込みをしています。こちらからアクセス。

 

 このサイトに受信料支払い拒否者から続々と連絡が!


 受信料拒否裁判の行方をレポートしつつ、弁護団との仲介も行っているこのサイト、このところ続けて、支払い督促を受けた人から相談メールが届いています。支払い督促は既に東京だけでなく全国に広がっていますが、それを反映して東京以外からの連絡がこの間目立ちました。埼玉在住の方のケースを近々、このサイトにアップします。
 東京や首都圏在住の方の場合は、弁護団を紹介したりしていますが、地方在住の方の場合は東京の裁判に合流というわけにもいかないようで、法的手続きの仕方をアドバイスするなどの対応をしています。
 もともとこの法的督促は、たとえ督促を受けた人があくまでも闘う意志を持っていても数万円の支払い督促のために何十万円も払って弁護士を雇うというケースはありえないという思惑からどんどん進められているものですが、それに対抗して現在、弁護団は無報酬で弁護活動を引き受けています。そうやって法廷できちんと争い、公共放送とは何か、受信料制度は本当に問題がないのか明らかにしようというわけです。例えば、集金人に対して一度領収書にサインしてしまうと、それが実は契約書で、その人は受信料支払いの契約をずっと交わしたことになってしまうという現在の仕組みが本当にこれでよいのかなど、今後法廷の場で論争を行うことになると思います。


 

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 10月2日、受信料裁判の口頭弁論が行われました

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.tsukuru.co.jp/mt/mt-tb.cgi/2669

コメントする