月刊「創」ブログ
「天皇伝説」めぐる攻防戦、いよいよ重大局面に! 2008年10月10日
渡辺文樹監督の映画「天皇伝説」をめぐる騒動が重大な局面を迎えています。先月の逮捕後、渡辺監督は横浜と渋谷に上映申請を行い、次々と会場使用取消の通知を受けているのですが、それに対して即座に裁判所に訴えて対抗してきました。そして横浜の場合、予想通り、裁判所からは使用拒否は不当だという決定がおりました。例のプリンスホテルの日教組への使用拒否騒動の時は、ホテル側が結局この裁判所の命令を無視したのですが、今回は会場の持ち主が自治体であるため、裁判所の決定を無視するわけにはいかず、今のところ横浜の場合、上映する方向で動いています。
最大の攻防は10月14日の横浜市中区開港記念会館(公会堂)における上映で、首都圏ではこれが最初の上映となる可能性が出てきました。この映画を「戦後最悪の天皇冒涜」と言っている右翼側は最大の動員をかけて上映に対する抗議行動を展開するようで、既に警備当局も重大な関心を寄せているようです。上映は14日18時から「ノモンハン」、20時からが「天皇伝説」。当日になって突然中止になる恐れもないではありませんが、上映された場合、相当緊迫した状況になることは間違いないでしょう。
ちなみに10月2日のいわき市での上映は予定通りに敢行。右翼の街宣車4台が会場に押しかけたのですが、大半は東京ナンバーの車で、東京からわざわざ抗議行動を展開していたよう。会場では警察が厳重な警戒態勢を敷き、緊迫した中で上映が行われました。今回の横浜は、右翼側の動員も相当な規模になると思われます。
何らかの理由をつけて会場側が上映を中止させる、あるいは公安警察が渡辺監督を再び逮捕して上映を中止させるなど、不測の事態はいろいろ考えられますが、14日の上映が中止になった場合、既に15日には横浜市技能文化会館で18時半と20時半、16日には再び中区開港記念会館でと連日、上映予定が組まれています。さらにその翌週には渋谷区での上映が控えているのですが、これは今まさに会場側と使用拒否をめぐる攻防戦が行われている最中。いずれにせよ来週に入ってからは、横浜、渋谷とこの騒動が大きな波紋を投げることは必至です。
既に渡辺監督は、公安に逮捕されることを警戒しながら、横浜や渋谷で例の原色のポスターを次々と掲示。恐らくこの動きに公安側も何らかの対応を考え始めていると思われます。まさに渡辺監督と右翼と公安と三つ巴の攻防戦が、これから本格的に始まろうとしているわけです。映画「靖国」であれだけ大騒ぎしながら今回は動きが鈍かった新聞・テレビも相次いで取材に入っており、渡辺監督の提訴はベタ記事ながら多くの新聞で報道されました。
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