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編集長の目

今年の文春の試験

『マスコミ就職読本』来年度版のための取材を始め、各社の採用担当者に話を聞いている。その中から興味深い話を順次紹介していくことにしよう。今回はまず、文藝春秋の名物試験「人物説明」の今年の結果だ。この試験は、人物50人についての説明を読んで、別に掲げられた150人の人物名から選択していくというものだ。今年最も正解率が高かったのが『火花』の作者として又吉直樹さんの名前を選び出すというもの。正解率95・6%だからほとんどの受験者が正解だった。
逆に言うと、文藝春秋を受けるのに又吉さんを知らないというのはどう考えてもまずいから、不正解が17人もいたことのほうが驚きかもしれない。ただ、その17人の名誉のために言っておけば、試験が行われたのは芥川賞受賞発表の少し前。つまり今ほど大きな話題になっていなかった時期だ。とはいっても、知らないのはやはりまずいのだが。
正解率が高いのはその後順に、アギーレ、マッカートニー、山田孝之。驚いたのはNHK会長が籾井勝人さんだと選択できなかった人が35・8%いたこと。マスコミを受けるのに、これってどうなの?と思ってしまうが、さて、この続きは次回のメルマガでお伝えしよう。

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