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篠田博之の「週刊誌を読む」

いまだに謎の 北野誠降板

 いまだに真相がよくわからないのが、辛口トークで人気のタレント北野誠の降板劇だ。既に全レギュラー番組を降板し、謹慎中の北野を直撃した『フライデー』に対して、本人は「あなたたちがお仕事だというのは分かりますけど」と取材を丁重に断ったという(同誌5月22日号)

 発端は北野がパーソナリティを務めてきた関西ローカルのラジオ番組「誠のサイキック青年団」が、3月8日の放送で打ち切りとなったことだった。さらにテレビ番組「やじうまプラス」「噂の!東京マガジン」「探偵!ナイトスクープ」など全て降板。4月13日には無期限謹慎処分が所属事務所の松竹芸能から発表された。

 週刊誌は「無期限謹慎は芸能界大御所を激怒させたから」(週刊文春)「全レギュラー降板を招いた『問題の一言』」(週刊新潮)などと一斉に報道。引き金となったのが、松竹芸能に対する業界団体・日本音楽事業者協会(音事協)からの抗議で、その背後には音事協と関わりの深い某芸能プロ社長の意向があったのではないかと報じた。

 その後4月28日に北野本人が会見し、イベントなどでの発言が不適切だとして処分を受けたと、涙ながらに語った。事務所社長は、3月にリスナーから北野の発言について音事協などに告発があり、調査の結果、処分を決めたと語った。

 前出『フライデー』によると、このリスナーはもともと北野の番組の熱心な視聴者だったが、ある時から批判的になり、何年か前から北野が毒舌をふるうたびに音事協に「ご注進」していたという。

 『週刊朝日』5月1日号によると、北野は放送では芸能界のゴシップをイニシャルで語り、リスナー向けのイベントでは実名を挙げていたのだが、告発したリスナーはイベントにもしっかり足を運んでいたのだという。

 裏のとれないアブナイ話を毒舌トークで話すというのが北野の芸風だったのだが、それを笑って聞き流すというわけにいかなくなったのが今回の事件だ。

 週刊誌の報道によると、その毒舌の中に芸能界で権勢をふるう某芸能プロ社長への悪口も含まれていたためではないかというのだが、真相は不明だ。

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