トップ> 編集長の目 > 2014年第3回 日テレアナ内定取り消し騒動

編集長の目

2014年第3回 日テレアナ内定取り消し騒動

| | トラックバック(0)

『週刊現代』『フライデー』が女性の実名・顔写真入りで報じているが、
日本テレビアナウンサーの内定を取り消された東洋英和女学院の4年生女子が、
同局を相手に提訴。その第一回弁論がきょう東京地裁で開かれた。予定通り
就職させてほしいと訴えた裁判だが、大手マスコミでは前代未聞だろう。
 この騒動は、いろいろな裏事情を公にしてしまった。一番大きなものは、
彼女が内定を得たのが昨年9月だったことだ。日テレはこの間、アナウンサー
については、試験をやった形跡がないのに内定が出ているので、恐らく夏の
インターンシップ「日テレアナウンスフォーラム」受講者に内定を出して
いるのでは、と言われていた。それがこの騒動でばっちり証明されてしまった
わけだ。訴えた本人によると、アナウンスフォーラム終了の2日後に呼び出し
を受け、上級セミナーを受講、その後健康診断、役員面接を受けて昨年9月中に
内定が出されたという。
 その後、彼女は学生時代に知人のスナックでバイトをしていたことを気に
して人事担当者に相談。人事部は問題ないと判断したらしいのだが、会社の
上層部にあげたところ、今年の5月になって「クラブホステスとしての就労
はアナウンサーに求められる清廉性にふさわしくない」と内定を取り消され
たのだという。どうも、以前、局アナの夏目三久さんが週刊誌に騒がれて
退社騒動になったことが会社側の頭にあったらしい。週刊誌ネタになるような
事態は避けたいと判断したようだ。ちなみに日テレは、内定取り消しをした後、
今年8月にいきなりアナウンサーを追加募集し、内定者が辞退したらしいと
噂になっていた。この裁判、今後どうなるのか行方が注目される(篠田博之)

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 2014年第3回 日テレアナ内定取り消し騒動

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.tsukuru.co.jp/mt/mt-tb.cgi/2858