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編集長の目

疲労困憊の日々

 げえーっ。けさフジテレビ「とくダネ」に映ってた自分の顔を見たら、あまりにも疲れきった表情をしてて、恥ずかしかった。テレ朝「スーパーモーニング」の方はまあまあでしたが。でもテレビって、どうして話した内容を大半カットしながら、どうでもいい裁判所前を歩いてるシーンとかを放送に使うのでしょうかね。

 ただ最近疲れきってるのは確かで、19日の関西マス読ライブの日も、京都の会場で司会やりながら廊下に出ては携帯で打ち上げの座席の交渉をしたりと、相当疲れましたが、そのまま深夜東京に帰って、東京新聞の21日掲載のコラム原稿(北海道新聞と中国新聞にも転載)を朝4時までかかって執筆。週明けには朝から三田佳子の息子の公判を傍聴し、テレビ取材を3件受け、合間をぬって作家/写真家の藤原新也を訪ね、ケータイ小説についての話を聞くという感じでした。藤原新也の話は『創』3月号に載りますが、これがなかなかいい話で、ケータイ小説論としては秀逸です。

 22日のきょうは朝から電通の澤本さんのインタビュー。例のソフトバンクの、父親が犬というシュールな家族のCMを作った今一番人気のクリエイターです。あのCMがどんなふうに作られているか詳しく聞いたのですが、次号『創』の広告特集に2ページしか紹介できないのが残念。でも澤本さんもチョー多忙で、深夜帰宅で早朝から仕事という生活のようです。犬の家族はきょうから新バージョン放送開始。澤本さんは近々封切りの犬の映画の脚本も書いている多才な人です。

 『創』ってマスコミ就職の雑誌かと勘違いしている人もいるのですが、本格的なジャーナリズムの雑誌で、発売中の2月号にも、隠蔽された徳島刑務所暴動のスクープなどが掲載されています。獄中での虐待に抗議して40人の受刑者が暴動を起こしたなんて事実、ほとんどの人が知らないでしょう。権力の側が必死に隠蔽してしまうと、事実であってもほとんど報道もされないのが現実なのです。

 本当はマスコミ志望の人たちって、狭い受験勉強でなく、クリエイターの話を聞いたり、ジャーナリズムの現場に出掛けたりとか、そんなことの方が役に立つんですよね。2月のマス読ライブ広告編には著名クリエイターもたくさん出演します。

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