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コラム「編集長の目」第4回・死刑判決 

 昨日から奈良へ行っていてさっき帰京したばかり。東京に着いたとたん、テレ朝に直行して、「報道ステーション」のコメント収録。きょうの小林薫死刑判決についてである。実はきょうの公判はとんでもない傍聴希望者が集まり、抽選にはずれてトホホ状態だったのだが、判決後初の本人への接見を行うことができた。きょう本人と話ができたのは、弁護人以外は私だけである。

 弁護人の控訴を本人が取り下げると言っていたのだが、結果的に被告も控訴に同意。1人殺害でも死刑がありえるという前例を作ったことで、この判決の意味は歴史的なものがあるのだが、『創』にも書いている通り、この事件はなかなか複雑。大手マスコミの報道だけ見ていると、実態はあまり見えないと思う。

 数日前から新聞・テレビの取材をたくさん受けた。きょうも小林被告に接見した際にはフジテレビの「めざましTV」のクルーがつきっきり。拘置所に入るところと出るところの映像を4回も撮影させられた。明日早朝の「めざまし~」で放送されるが、どんな映像になっていることやら。とにかくきょうは疲れた。「報ステ」にはたぶん疲れた顔が映っていると思う。

 編集部に戻って、今から原稿を2本書かなければならない。  

                          (篠田博之)

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