フジテレビに続いてテレビ朝日も2024年度採用のアナウンサー部門の募集を開始しました。既にその同じ採用ページで以下の部門についても募集することを告知しており、エントリーが近々始まると思われます。

コンテンツ制作・ビジネス部門/放送技術・IT部門/テクノロジーイノベーター部門/デザイン及びデジタルコンテンツ制作部門

 このメルマガでも何度も書いているように、9月からこんなふうに採用情報が流れ、10月には選考も始まる公算大です。さらに10月には出版その他も集英社を始め募集を開始するし、新聞社はインターンシップ受講者を含め、プレエントリーしている人に対する早期選考が始まります。

  情報収集をぜひしっかり行ってください。

 いよいよ9月ですね。2024年度採用が本格的に始まると思ってください。TBSやテレビ朝日など例年10月から採用活動を始める会社は要注意です。プレエントリーしている人に情報が送られたりするのですが、そういうことをしていない人だと意外に採用活動が始まっているのを知らない人が多いのが実情です。「いつのまにか応募が締め切られていた」と嘆くパターンですね。テレビ局の大手は年内にかなりの採用が行われてしまうのが実情です。ぜひ情報はキャッチできるように、プレエントリーは関心ある会社には全部しておいてください。

 またインターンシップ受講者に連絡が届くケースも多いのが実態です。インターンシップは志望会社には必ずエントリーしてください。マスコミは受講するのに選考があるので、まだ準備してないからと応募を見送ってしまう人もいますが、インターンシップの応募もその情報が人事部に残るのでプレエントリーと同じ意味を持つことがあります。特に新聞社はインターンシップを採用活動のなかで大きく位置付けています。いわゆる「早期選考」と呼ばれるものですね。要注意です。

 

  毎回お伝えしていますが、この時期、23年度追加募集(夏採用、後期採用など呼び方は様々)と24年度採用へ向けたプレエントリーやインターンシップなど様々な動きが錯綜します。23年度採用についてはこの時期になって予想以上に多くのマスコミで募集がかかっています。この傾向はまだしばらく続きそうなのでご注意ください。24年度採用へ向けた動きも活発になっています。

 2023年度後期採用といった言い方でこの時期、追加募集がかかることは珍しくないのですが、テレビ朝日が募集をかけたのにはいささか驚きました。追加募集は多くの場合、内定辞退者が出て、その補充を行うためというケースが多いのですが、今回は技術部門などの募集なのでその部門を強化しようという趣旨なのかもしれません。いま新聞もテレビもデジタル領域についてはかなり人材を増やしていますのでね。

 ただこの追加募集に驚いたというのは、テレビ朝日は採用の動きが早い会社で、大体10月には選考に入ってしまうのですね。10月に次の24年度の選考が始まるのに、この夏の時期に2023年度採用をやっていることに驚いたのです。人事部は大変でしょうね。ただ大変と言っていられないのが採用活動で、良い人材を確保できるかどうかは、次の時代の浮き沈みに関わってきます。良い人材を採るためにはどうしたらよいのか。採用担当者も大変なことと思います。

マスコミ各社の夏のインターンシップ募集が乱立と言ってよいほど続いています。もう何度も指摘しているように、インターンシップと採用の連動は年々強まっています。アナウンサーの場合がそうであることは周知の事実ですが、それ以外の職種でも秋以降呼び出しがかかったりしますので本番に臨むつもりで取り組んでください。

マスコミの場合はほとんど受講者を選ぶための事前選考がありますので、そのための準備もしてください。マス読を熟読することや、面接に備えて、徹底研究シリーズでその会社についての研究も必要です。

小学館が2024年度採用のプレエントリーを開始しました。エントリー自体は秋から開始と思われますが、その前にマイページ作成など、夏から事前登録を行うのはいまやマスコミ採用では珍しくなくなっています。来年度へ向けて応募を考えている会社についてはこの時期から手続きが必要なケースが多いことをご理解ください。

それと基本的には同じ動きなのですが、来年度採用へ向けたインターンシップの募集が続々となされています。『マスコミ就職読本』で説明しているように、インターンシップは以前にも増して採用と連動するようになっており、受講者に秋以降

呼び出しがかかることが増えています。夏のインターンシップは来年度採用へ向けた動きのひとつとして準備してください。ただマスコミの場合は受講のために事前選考が行われるのが普通なのでそれも含めて準備する必要があります。いぜれにせよ2024年度採用へ向けた様々な動きが始まりつつあるのでご注意ください。

 NHKの正規試験がまもなく始まります。『マス読』に書いている通り、実際にはインターンシップなどを利用して事前接触を行っているのですが、採用側としてはあくまでも正式な内定は6月以降となっています。

 『マス読』読者からNHKに合格する人は毎年多いのですが、今年はNHKの採用担当者から提案があって『マス読』読者とオンラインで質疑応答する機会も4月に設けました。その質疑応答で、職種別採用の変更などNHKが採用をめぐって行っている改革は前田会長の方針なのかと質問した人がいましたね。

 それに関連したことですが、発売中の月刊『文藝春秋』6月号に「前田会長よ、NHKを壊すな」という「職員有志一同」の原稿が載っています。そこにNHKの採用方針の変更についても興味深い記述がなされているので関心のある人は見て下さい。この記事を書いた人は前田会長の方針に批判的な立場で、職種別採用をやめたことについても厳しく批判しています。ただ、職種別採用の廃止も、部署間の垣根をなくすという人事全体の考え方に基づいているということで、その指摘にはなるほどと思いました。

 この1~2年、NHKは大きな組織的にも編成方針にもかなり大きな改革を行っているのですが、この記事はそれについて批判したものです。この記事の見方が正しいかどうかは検討が必要ですが、その指摘自体は参考になります。NHKをめざす人は、参考情報のひとつとして読んでみることをお薦めします。

 TBSがアナウンサー、一般職両方の後期採用募集に踏み切りました。TBSは非常に早い昨年秋に2023年度採用の試験を行っているのですが、動きが早い分、内定を得た志望者がその後他社を受けて辞退することもあり、二次募集を行うわけです。こうした事例は他社でもありますので既に内定を得ている大学4年生も今後も情報収集を心がけて下さい。
一方、前号でもお伝えしましたが、2024年度採用試験に応募予定の志望者向けのインターンシップの募集が続々と行われています。

年々採用との関係が緊密になっているインターンシップですが、夏休みへ向けて次々と募集がかかっています。インターンシップ受講者に秋口から呼び出しがかかって早期選考が行われるケースがこの1~2年、かなり増えています。マスコミの場合はインターンシップでも予備選考が行われ狭き門なのですが、来年度応募予定の会社のインターンシップにはぜひ申し込んでおきましょう。

 日本テレビ、テレビ朝日と2024年度採用のマイページが立ち上がり、プレエントリーが始められています。プレエントリーとはいわば「登録」です。登録しておけば採用側からいろいろな情報が送られてきます。秋口からはそこにいろいろな名目で呼び出しがかかる場合もあります。ぜひ自分の志望する会社にはプレエントリーをしておきましょう。

 またインターンシップも夏休みを利用して活発に開催されます。マスコミの場合、インターンシップでも事前選考が行われ狭き門なのですが、これも秋以降その受講者に呼び出しがかかったりしますので、可能な限り参加しましょう。

 一方で日本経済新聞社が2023年度の夏採用も募集を始めたり、2023年度採用の動きも活発化します。テレビ朝日やTBSが3年生を対象に10月から選考を始めるなど全体としてマスコミの採用は早期化しているのですが、その分、内定辞退者が出る確率も高く、夏にもう一度、採用を行うマスコミも少なくありません。

 このようにこの時期、2つの学年の採用活動が入り乱れて行われるのです。採用側も大変だと思いますが、志望者も大変です。嬢王を取り逃がすことのないようにご注意ください。