日本テレビなどが特定の職種について2025年度採用のエントリーを行う一方で、2026年度採用へ向けた動きも活発になっています。特にインターンシップのエントリーが一気に増えているので要注意です。
 周知の通り、2025年度からインターンシップを採用と連動させることが公認されており、来年度へ向けてはさらに連動が強まることは必至。インターンシップはいまや明らかに採用直結となっています。マスコミ志望者は採用試験そのものとの思いで取り組んでください。インターンシップといってもかなり倍率の事前選考を突破しなければならず、事前準備が必要です。事実上、この夏の時点から採用戦線が本格化してしまっているのが実情です。インターンシップを通じた事前選考で出される内定数もこの1~2年、かなり増えています。早期選考と言っても従来の本試験と同じような選考が行われており、その内容については『マスコミ就職読本』で必ず確認してください。

創出版刊『街の書店が消えてゆく』が発売されました。全国で街の書店が急速に姿を消していっている現実をいろいろな角度から掘り下げた本です。書店減少は紙の雑誌などが売れなくなっていることと結びついており、出版界にとって深刻な問題です。出版志望の方はぜこの本を購読ください。

 集英社が2026年度マイページを開設するなど来年度採用への動きが広がっている一方で、TBSや毎日新聞社などが2025年度採用の追加募集を行うなどわかりにくい状況が続いている。さらに朝日新聞社がインターンシップ募集を行うなど、採用と直結している可能性のあるインターンシップも様々な会社が募集を始めている。

 いったい何が起きているかといえば、2026年度採用へ向けた動きが拡大している一方で、早期採用を行っている会社の場合は、それだけ辞退者の出る比率も高くなるわけで、いろいろな呼称で追加募集をかけているわけだ。まだ内定を複数持って迷っている人はいるから、今後も内定辞退者が出て追加募集というケースは出てくるのは間違いない。ある意味混沌とした様相を呈しているわけだが、既に2025年度採用で内定を得ている人も、より強い志望の会社が追加募集をかける可能性もあるので、情報収集を続けてほしい。また新3年生、つまり2026年度採用の対象者は、もう事実上採用戦線は動き出しているという認識で対応してほしい。まず『マス読』を熟読することからマスコミの就活は始まると言える。

 前回紹介したTBSに続いて日本テレビもアナウンサーインターンシップの募集を開始しました。インターンシップと採用を連動させることが2025年度採用から公に認められたことを受けて、インターンシップの重要度はさらに増しています。アナウンサーについては採用数が少ないため、以前からインターンシップでほぼ内定枠を埋めてしまうケースが多かったのですが、今年からは他の業種でもインターンシップを活用して早期選考を行う会社が増えるはずです。マスコミの場合、インターンシップも事前選考があり、本試験と同じくらい難関ですが、本試験に備えた練習の意味も込めて、ぜひインターンシップに応募してください。主なマスコミ各社のインターンシップについては『マスコミ就職読本』第1巻入門篇で紹介しています。

 4月の新学期に入ったとたん、2026年度採用のマイページが次々とオープンしています。まだ2025年度採用で就活真っ最中の人が多いでしょうから、2年度にわたって採用戦線が動き始めたということですね。なかには2024年度採用の追加募集をしている会社もあるので、ややこしい状況です。2025年度採用の就活生でまだ内定がとれてない人は焦りが出て来る時期ですが、焦りは禁物です。自分を見失わず、就活を継続してください。

 年度末ということもあり、2025年度採用試験のエントリーを近々締切会社がかなりあります。ぜひ応募し損ねることのないよう、情報を整理して締切り前にエントリーしてください。マス読メールマガジンでは、締切直前の会社を★で表示しているのでチェックしてみてください。

 以前は経団連のガイドラインで募集情報公開は3月1日からとされていたので、3月1日から1週間ほどはものすごい量の募集情報が公開され、マス読メールマガジンも載せきれずにジャンルごとに区切って掲載したものでした。そのガイドラインは既に廃止されているのですが、昨年度まではやはり影響が強く残っていました。

 しかし今年からはかなり様相が違っています。2月以前にも募集情報を公開する会社が増え、3月1日以降募集する会社も、早めに予告を公表するようになったのです。つまりいつ頃から募集を始めるのでプレエントリーをしてほしいという情報ですね。今は志望者と採用側のやりとりをプレエントリーによるマイページで行うことが多いので、プレエントリーが大事な手続きになっています。

 それともうひとつ今年度から、インターンシップを採用と連動させることが認められるようになりました。電通など採用ページでインターンシップ採用の情報を公開するようになっています。昨年までも同じようなことはなされてきたし、新聞社などインターンシップから早期選考へという道は当たり前になっているのですが、これまではあまりオープンにせず、わからないようにやられていました。今後はインターンシップが採用に使われることは当然ということになっていくはずです。以前からサイバーエージェントなどIT企業では、そうしながら通年採用をやってきました。

 日本の企業の採用活動もだんだん変化しつつあり、インターンシップと採用との連動は今後、さらに大きく進むと思われます。4月に3年生になる人たち対象の2026年度採用においてはそこをしっかりと認識してください。その意味では新年度開始と同時に広い意味での就活は始まっていくといえます。この採用活動の通年化はプラスマイナス両面あるのですが、ともあれ是非は別にして実際に採用戦線がどう動いているかしっかり把握してください。そのためにも「マスコミ就職読本」は必ず購読してください。実際に行われている試験の情報がこれだけ載っているガイドブックは他にありません。

 また面接対策に「マス読『徹底研究シリーズ』」をぜひ活用ください。志望動機など頭の中で組み上げた抽象的なものでなく、自分が何をやりたいかなど具体的に語る必要があります。そしてそのためには、志望会社について企業研究をきちんと行い、その会社にとって今何が課題で、今後どういう方向へ向かおうとしているか、そのためにどんな人材を求めているか、などを理解することが必須です。「マス読徹底研究シリーズ」へぜひアクセスしてみてください。

 2月に入ってマスコミ各社の募集情報が一気に増えました。従来、一斉募集開始は3月1日からとされてきましたが、最近は正式にエントリ―開始となる前に、いつからエントリー開始という情報を事前に公開する企業が増えています。マスコミの場合、昨年10月から大手でも早い会社は採用に入るなど動きが早いので、採用を行うかどうか、いつからエントリ―開始かといった事前情報をなるべく早く流そうという考え方です。これから3月初めに向けて情報収集に努めてください。このメルマガも情報を流していきます。