3月は就活のピーク!採用戦線の変化にご注意下さい

 以前は経団連のガイドラインで募集情報公開は3月1日からとされていたので、3月1日から1週間ほどはものすごい量の募集情報が公開され、マス読メールマガジンも載せきれずにジャンルごとに区切って掲載したものでした。そのガイドラインは既に廃止されているのですが、昨年度まではやはり影響が強く残っていました。

 しかし今年からはかなり様相が違っています。2月以前にも募集情報を公開する会社が増え、3月1日以降募集する会社も、早めに予告を公表するようになったのです。つまりいつ頃から募集を始めるのでプレエントリーをしてほしいという情報ですね。今は志望者と採用側のやりとりをプレエントリーによるマイページで行うことが多いので、プレエントリーが大事な手続きになっています。

 それともうひとつ今年度から、インターンシップを採用と連動させることが認められるようになりました。電通など採用ページでインターンシップ採用の情報を公開するようになっています。昨年までも同じようなことはなされてきたし、新聞社などインターンシップから早期選考へという道は当たり前になっているのですが、これまではあまりオープンにせず、わからないようにやられていました。今後はインターンシップが採用に使われることは当然ということになっていくはずです。以前からサイバーエージェントなどIT企業では、そうしながら通年採用をやってきました。

 日本の企業の採用活動もだんだん変化しつつあり、インターンシップと採用との連動は今後、さらに大きく進むと思われます。4月に3年生になる人たち対象の2026年度採用においてはそこをしっかりと認識してください。その意味では新年度開始と同時に広い意味での就活は始まっていくといえます。この採用活動の通年化はプラスマイナス両面あるのですが、ともあれ是非は別にして実際に採用戦線がどう動いているかしっかり把握してください。そのためにも「マスコミ就職読本」は必ず購読してください。実際に行われている試験の情報がこれだけ載っているガイドブックは他にありません。

 また面接対策に「マス読『徹底研究シリーズ』」をぜひ活用ください。志望動機など頭の中で組み上げた抽象的なものでなく、自分が何をやりたいかなど具体的に語る必要があります。そしてそのためには、志望会社について企業研究をきちんと行い、その会社にとって今何が課題で、今後どういう方向へ向かおうとしているか、そのためにどんな人材を求めているか、などを理解することが必須です。「マス読徹底研究シリーズ」へぜひアクセスしてみてください。