第3回TBSアナウンサーが9月末に応募締切!志望者は要注意(13.09.24号より)

3年生の人たちは、就職活動は12月からと思っているでしょうが、中にはそうでもない会社もあるので要注意です。

例えばTBSアナウンサーの募集が間もなく締切になりますが、どうしてそんなに早いの?と不思議に思う人もいるでしょう。

実は2年前、経団連の倫理憲章改定で募集開始時期が10月から12月に遅くなった時、アナウンサー試験については各社の対応が分かれたのです。それまで日テレ、TBS、テレ朝などは10月初めからいきなり面接で、10月中に内定が出てしまうという早期決着だったのですが、倫理憲章改定の動きが広がる中で、日テレは社長の決断で急遽、採用時期を大幅変更しました。倫理憲章遵守の旗振り役だったフジテレビに合わせたのです。

しかし、TBSの場合は、その時点でもう準備を進めてしまっていたため、予定通り10月に試験を実施しました。そしてその後も同社だけ、以前と同じ10月選考となっているのです。来年からは全体の採用試験がさらに後ろにずれるため、TBSも変更になる可能性はありますが、少なくとも今年までは、同局は従来通りの選考を行うようです。

フジテレビなどは一気に試験時期を遅くしたので、アナウンサー採用については、局によるばらつきが物凄く広がってしまったわけです。一応全体としては12月募集開始という線は守られるはずですが、この倫理憲章というのは別に強制力があるわけではないので、その会社が独自に10月から選考を始めると決めてしまえばできないことはないのです。

これから就職活動を始める人たちは、そういう事情をある程度知っておいてください。
「マス読2015」でも説明はしていますが、今後はこのメールマガジンで随時解説していきます。そういう細かい情報まで取材しているところは他にないので、マス読メルマガの情報は貴重です。