朝日、読売など新聞社の募集が始まり、試験日程が出そろいつつあります。
4月1日の第一日曜に筆記試験がぶつかるというのは今年も同じようになりそうです。少し予想外なのは毎日新聞社が筆記試験を5月13日にしていることです。昨年は震災があったために当初4月に予定していた日程を大幅に遅らせて5月中旬にしたのですが、それを踏襲したわけです。これによって、朝日・読売の先行組と毎日・日経グループに新聞社の試験日程が分かれたといえそうです。日経の場合は、昨年から筆記試験の前に面接を行うというスタイルになったのですが、今年は何と2次面接の後に筆記試験と発表されています。そしてその代わりに最初にテストセンターでの適性検査をすることにしたようです。新聞社・通信社とNHKはこれまである種同じスタイルの試験を実施してきたのですが、今年はどうやら変化しそうな雰囲気。それぞれがどういう判断でそうしているか、近々取材してこのメルマガで報告しましょう。
 昨日10日のマス読ライブで、東宝も今年は内定を出す時期を昨年より遅らせると説明していました。採用戦線全体が様変わりしたことは既にこのメルマガで何度も説明していますが、全体的に日程が後ろへずれそうだと言えるような気がします。
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 15日に開催されたマス読ライブは、満席で盛況でした。ホリプロ、アミューズ、エイベックス3社の採用責任者の話を直接聞け、しかも自己PRの仕方についてのアドバイスなど、これから志望する人にはものすごく役に立つ内容だったと思います。マス読ライブは志望意志の高い人が参加するのも特徴で、昨夜も関西はもちろん、鹿児島や岩手など遠方から何万円もの交通費をかけて参加した人が多数いました。
 終了後の打ち上げも、エイベックスのほかにホリプロの人事の方も参加することになり、50人弱の参加学生に対して企業側が7人。採用担当者と一緒に酒を飲んで議論するという貴重な場となりました。人数に限りがあったために、希望しても参加できない人が100人くらいいたのですが、採用側とこんなに身近に話ができる機会は他にないため、今後はできるだけ多くの希望者が参加できるよう工夫したいと思います(少人数制が持ち味なので簡単ではないのですが)。
 この数年ほど、リクナビ、マイナビの無料の合同説明会が一般化したため、マス読ライブに対して、どうして有料なのかと質問をする人がいるので、少しだけ説明します。合説の場合は、参加企業からお金をとっているので参加学生は無料なのですが、企業からお金をもらうとシビアな批評はできなくなります。『マス読』は、企業からお金をもらってPRしているわけではないので、企業にとって厳しい情報も載せるし、かつては企業の青田買いや縁故採用の実態など、企業が載せてほしくないと思う情報もかなり載せていました。
既に創刊から30年もたって、『マス読』はある種のブランドとなったため、企業の人事部とも相当のパイプができるようになったのですが、ジャーナリズムの手法で採用情報を伝えるという原点は失いたくないと思っています。現実に今も『マス読』に掲載されている詳しい試験内容などの情報は、大半は企業側が公開していないもので、『マス読』は独自に苦労しながら情報を収集しています。ある意味、掲載企業からお金をいただいて採用PRをするよりずっと大変なのですが、「マスコミ志望者のバイブル」と言われてきた『マス読』の信頼性は、そういう原点を忘れないところに起因していると思っているのです。
マス読メールマガジンを始め、実践講座やグループOB訪問、マス読ライブなど、小回りのきくきめの細かい対応は『マス読』ならではです。年明け1月11日にはマス読ライブエンタメ篇2を開催しますが、既に受付を開始しているので、下記より早めに申し込んで下さい。

 現在、月刊『創』2月号出版特集号の取材をしており、きょうはマガジンハウスの石崎社長に1時間くらい話を伺ってきました。広告収入激減で新卒採用を中止してきた同社ですが、コストカットのおかげで昨年今年と黒字決算となり、3年ぶりに新入社員を採用することを決定したそうです。それが新卒になるのか中途採用になるのかなど、細部を今つめているようで、近々採用情報がアップされるはずです。

同じく広告収入激減で経営が悪化していた光文社も、思い切ったリストラで社員を大量に減らした結果、この秋の決算は黒字となり、さっそくこの秋、定期採用を久々に実施しています。リーマンショック以降、大手マスコミは軒並み業績が落ち込み、広告依存度の高い女性誌を持つ出版社は打撃を受けたのですが、コスト削減により、何とか生き残りを図りつつあるようです。しかも何年か定期採用を行っていないと、社員の年齢構成がいびつになり、若い正社員が少なくなり活力が落ちるため、早く定期採用を復活させようという意志もあるようです。

マスコミ受験を控えている人たちにとって、定期採用試験が実施されるかどうかは大変重要な情報ですが、このマス読メルマガで逸早くお伝えしていきますので、注意して見て下さい。それともうひとつ注意していただきたいのは、きょうの採用情報欄にもある通り、NHKの契約スタッフ募集が相当なペースで行われています。来年4月の新番組へ向けてスタッフを確保しようというわけですが、正規職員を抑えて非正規雇用を増やしているため、番組契約スタッフ募集が増えているのです。もちろん正規職員になるにこしたことはありませんが、既卒でNHKを目指す人は契約スタッフも一応考えてみてはどうでしょう。能力があれば、契約スタッフから正規職員にキャリア採用される人も時々います。春の正規職員試験に落ちて、あきらめてしまうくらいなら、非正規でもとにかく仕事に就くという選択肢もあります。

これから大手マスコミ各社があいついで会社説明会を開催していきますが、説明会も応募者多数で参加できない人が多いのがマスコミです。その場合もあきらめずに、個別にOB訪問するなりして、会社研究を行って下さい。それをサポートする活動として、マス読では、グループOB訪問など企画して実施しています。11月25日に行った「毎日新聞記者と語る会」もそうですし、12月2日には講談社へのグループOB訪問も実施しました。今後、志望ジャンルごとにメーリングリストを立ちあげ、OB訪問や勉強会を呼び掛けていきます。とりあえず本日、「報道志望者」のメーリングリストを始動させました。「毎日記者と語る会」に参加して希望を出した人には今夜、案内が届くはずです。参加できなかった人も追って募集を行う予定です。また、近々出版志望者のメーリングリストも立ちあげる予定です。次回のメルマガで募集を行う予定ですので、見逃さないようにして下さい。

会社研究・仕事研究のためには、志望先の会社で実際に働いている人に会うのが一番です。ただなかにはやみくもにOBに会いに行くだけで、自分なりの志望も曖昧だったり、そもそもOBに会う前にやっておくべき基本的な研究もしていない人もいます。それでは何のためのOB訪問かわかりませんので、最低限『マスコミ就職読本』と『創』の特集号は読んでおいて下さい、明日7日発売の『創』1月号の特集は「テレビ局の徹底研究」。各局の現状や戦略がレポートされています。例えば、日本テレビはどうしてトップを独走していたフジテレビに肉薄できているのか。偶然ではなく、局全体で行っている戦略がきちんとあってそうなっているのです。今週の「家政婦のミタ」が視聴率30%を超えるかどうかも業界の話題ですが、もっと長期的な戦略もたてて会社というのは動いているわけです。そのあたり、なるべく自分なりに研究してみることをお勧めします。

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 1125日、毎日新聞社・創出版共催の「毎日新聞記者と語る会」が開かれました。会場となったホールは記者になりたいと強い思いを抱いた学生たち約100人でほぼ満席でした。

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 毎日新聞側も社会部の大平祥也デスク、経済部の藤好陽太郎デスク、政治部の平田崇浩デスク、科学環境部の足立旬子デスクと外信部前田英司記者、写真部の手塚耕一郎記者という幅広い布陣で対応。記者たちの短い自己紹介を経て、会のほとんどの時間は学生との質疑応答に費やされました。

 TPPや社会保障についての真正面からの質問で幕を開けた会。記者たちの真摯な回答に火をつけられたように、手を挙げる学生の数も最後まで増え続けていました。パーソナリティによるところが大きかったのでしょうが、質問も回答もかなりまじめな内容で、毎日新聞の進行担当の方が終了後、「欲を言えば、もう少し笑いを取りたかった」とこぼすほどでした(笑)。

 本来であれば2時間半に及んだ全内容を詳しくお伝えしたいところですが、かなりの分量となってしまうため、今回は独断で印象に残ったやりとりを抜粋し、一部を紹介したいと思います。

 1日より大手マスコミのエントリーが一斉に始まりました。一部ではサイ
トが一時的にダウンした例もあったようです。従来10月1日にスタートし、
2カ月かけて順次始まっていったエントリーが今年は12月1日一斉開始に
なったわけです。12月1日は新聞・テレビも一斉にこのニュースを流し、一
気に就活モードが高まりました。このメルマガ登録者もここへ来て急増して
います。「マス読」メルマガは、リクナビやマイナビが把握していない中小
のマスコミ企業も網羅して情報を流していきますので、友人にもマスコミ志
望で未登録の人がいたら、ぜひ勧めて下さい。プレエントリーないしエント
リーについてはまだ締切まで余裕がありますが、いわゆる会社説明会につい
ては、人気の高いマスコミは先着順に締め切る場合が多いので要注意です。
会社研究のためにはできるだけ会社説明会には参加してください。どの会社
がどの時期にどんな採用活動を行っているか、全体の流れをぜひこの時期に
知っておく必要があります。『マスコミ就職読本』は必ず読んでおいて下さ
い。
 大学の授業も始まり、例年10月1日には大手マスコミの募集情報が一斉にれ始めて「就活モード」が一気に高まるのですが、今年はだいぶ違います。経団連の倫理綱領改定があって、募集情報公開は12月からとなったために、職戦線はまだ静か。大学によっては就活の空気とは縁遠いところもあるよです。
 10月から一気に就活というのは幾ら何でも早すぎるということで始った今年の動きは、相当効果を発揮しているようです。
ただ、逆に言うと、12月に例年の準備段階を飛び越えて一気に本番突入なので、混乱は必至。それが怖いという声もあります。本番開始は12月だとしても、慌てなくてすように必要な順備は進めた方がよいと思います。
 何をめざすのか、どうい仕事をしたいのか、という基本的なことを考える間もなくいきなり本番突で、とにかく片っ端からエントリー...という人が多いので、そうならないうに、今のうちにじっくりと会社や職種研究を行ってください。
 早期化に歯止めをかけようと経団連主導で始められた来年度新卒採用をめぐる変更の動きだが、ついに日本テレビが採用日程の告知に踏み切った。
 フジテレビが8月1日に「選考は来年4月以降」という方針を早々とぶちあげたものの、TBSは当初従来通りに日程を発表、と各社の動きが注目されていたのだが、日本テレビが「選考は来年4月以降」というフジと同じ方針を打ち出したことで、ひとつの大きな流れができ始めたといえよう。テレビ朝日などは全体の流れを見ながら近々発表となるのだろうが、アナウンサー試験は10月一斉スタートといった早期化の流れは大きな見直しを迫られることになったといえる。もともと早期化の先頭を切って走っていた民放キー局が、こんなふうに方針変更に踏み切ったことは、大手マスコミの採用戦線全体に影響を与えることは必至といえよう。こんなふうに直前になっての大幅変更はこれから就職活動に入る志望者に混乱を及ぼす可能性もあるが、学生諸君はしっかりと情報を把握して対応を考えていってほしい。
 フジテレビが8月1日に、2013年度採用を大幅に送らせることを発表。採用戦線に衝撃を与えたが、ここに来てまた新たな動きが浮上した。TBSが例年通りの日程でアナウンサーの採用を行うことを9月1日に発表、プレエントリーを開始したのだ。
日本テレビやテレビ朝日はまだ決定していないようで、両社がどうするかで流れは決まるのだが、9月1日時点で発表していないということは、例年通りに行うかどうかぎりぎりの検討を行っているということだろう。
 TBSは倫理憲章を意識してか、採用ページに「人事部より」という見解を公表した。それによると今回募集を始めた採用以外に2012年夏にも採用を行う予定で、2回の採用の機会を設けることで「学業が忙しく就職活動が思うようにできなかった学生の方々が、テレビ局への就職について熟考される時間を設けた上で応募できる環境を用意」したという。つまり来年夏にも受験できることをあらかじめ公表することで、倫理憲章の趣旨への配慮を示そうという趣旨のようだ。
 しかし、今年アナウンサーを志望している人たちは、いったい採用がどうなるか気をもんでいるに違いない。キー局が一斉に採用を遅らせるなら、それはそれで対処のしようはあるが、採用日程が局によって半年も違うことになった時、局間の駆け引きがいったいどうなるのか。恐らく今月中にキー局全体の動向が判明するだろうが、志望者はこのメルマガやwebマス読に注意して情報を見逃さないようにしていただきたい。

 マスコミ就職読本の採用者インタビュー収録も佳境を迎えているが、採用活動の時期や内容が昨年と比べ大幅に変わる企業が非常に多くなっている。その理由、大きくはメルマガやブログで繰り返し述べている経団連の倫理憲章の影響によるものだ。
 講談社の総務局人材開発部副部長の山崎英文さんに話をうかがったが、やはり講談社でも倫理憲章に原則従うことを決め、本格的に採用活動を始めるのは12月以降になるということだ。特に大学主催の企業セミナーや説明会などは12月以降に行われるためでもある。
 講談社ではWebエントリーや書類受け付けも12月以降に予定しているが、具体的なスケジュールについては未定でとのこと。
 山崎さんから、エントリーシートの書き方についての考えをうかがったので、ぜひ読んでいただきたい。

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山崎英文さん


 講談社では基本として面接の前に筆記試験、筆記試験の前に書類選考があります。こちらとしては極力多くの方に筆記まで進んでもらいたいと思っていますが、残念ながら応募書類の基本的な部分でつまずいている方が少なからずいらっしゃいます。たとえばエントリーシートについて、スペースが残っているものは、与えられたチャンスを生かし切れておらずもったいなく感じますので、めいっぱい書いてもらいたいですね。
 また、最近は日常的にパソコンで文字を打つ人が多いためか、いざ手書きのエントリーシートを書くとなると、漢字の間違いが多くなっています。字の汚さも問題です。一生懸命書いているけれど字が上手ではない......というものはともかく、丁寧に書くのが面倒なので走り書きしたようなエントリーシートは見ていても気分のいいものではありません。その二つは読めばすぐに区別がつきます。
 思いつくまま勢いで書いて推敲をしていないと感じるような文章もあります。それはエントリーシートを書くマナーとか姿勢はもちろんのこと、出版というジャンルを目指しているのに、そんなことでいいのかなと思いますね。
 エントリーシートとは、他人が読むというだけでなく、それをもとに自分が評価されるものです。それを意識して書き、自分が言いたいことを他人に伝えられているのか、客観的な目で見直してください。そこまでできている方とできていない方の差は大きくなると思いますよ。

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 他にも山崎さんには面接での心構え、志望動機の掘り下げ方など、たくさんのアドバイスを話していただいた。それらは9月中旬発売予定の『マスコミ就職読本1巻・入門篇』に収録予定なので、楽しみに待っていてほしい。

 

お伝えした通り、8月1日に発表されたフジテレビの採用方針が大きな波紋を起こしている。フジテレビはいったいどう考えてこういう方針に踏み切ったのか。『マス読』編集部として人事部にインタビューを申し込んだのだが、先方は慎重な姿勢で、文書による回答となった。

当方としては直接インタビューして"ぶっちゃけ"話を訊きたかったのだが(笑)、文書回答であっても、フジテレビの正式の見解が示されるという意味では貴重である。ここに、回答をそのまま公表させていただくことにしたい。

回答日は8月16日である。

編集部からの質問①
2013年度採用方針については、経団連の意向に賛同したものだと思います。アナウンサーについては約半年、日程を遅らせるという大きな決断ですが、フジテレビなりにどのような理由でこの方針を決めたのかお聞かせいただけないでしょうか。

フジテレビの回答①
採用試験の実施時期については、就職活動の早期化、長期化が懸念される中、ここ数年検討を続けていました。「学生の本分は学業にある」という原点に戻り、学生が学生らしく有意義に学生生活を過ごし、その中で将来を考えられる環境づくりをする一助となることを目的として、日本経済団体連合会が定めた「採用基準に関する企業の倫理憲章」の指針に鑑みて決定しました。アナウンサー職を含め全職種、この方針で実施致します。

質問②
この方針によると、募集情報など告知するのは12月以降ということだと思いますが、会社説明会などについては、いつ募集をされていつ頃開催になるのか、決まっている範囲で構いませんので教えていただけないでしょうか。

回答②
採用に関する募集情報は、現在ホームページに記載している通り、2012年3月以降に告知します。会社説明会等については内容、開催時期を現在検討中です。

質問③
10~11月、例年なら大学などで人事の方を招いて企業説明会、ガイダンスを開催していたと思います。リクナビやマイナビの合同説明会は12月以降開催で決まっているようですが、大学開催の説明会は位置づけがやや曖昧だったと思います。この10・11月の大学主催の説明会に呼ばれた場合、どうするのか、フジテレビとして大まかな方針が決まっていましたら、教えていただけないでしょうか。

回答③
特定の大学主催の説明会には以前から参加しておりません。今後も基本的にその方針です。

(2011年8月16日回答)