いよいよ6月、採用戦線大詰めです。どんなことに注意すべきか理解してください。

 いよいよ6月。経団連のガイドラインでは選考開始なのですが、実はもうかなり採用や選考が行われていることはご存知の通り。そういう会社にとって6月第一週は総仕上げの時期。正式内定はまだ、と言っていた会社も一気に内定を出していくはずです。これでほぼ2018年度定期採用については大手中心の第1ラウンドは終了と考えてよいでしょう。

 問題はそれによって内定辞退者の動きも出て来るわけで、それに備えて2次募集や夏採用を想定している会社も一気に募集をかけるはずです。採用戦線は第2ラウンドに入ります。今年はそうした動きも含めて9月上旬には決着がつくと思われます。

 次の第3ラウンドは地方紙・地方局を始めとして中小マスコミが採用調整を行います。中小マスコミでも内定辞退は出るし、採用数がもともと少ないゆえに、2~3名内定を出したのに全員逃げられたといった会社も毎年出ます。そういう会社が募集をかけて年末にかけて最終決着、2018年度定期採用はようやく終了するはずです。もっともサイバーエージェントなど、もともと通年採用の会社は、その後も募集をかけていくと思いますが(募集というかインターンシップですが)。

 6月に筆記試験を受ける人たちは、この際、試験対策を入念にやってください。関心事は、自分が受験する会社でいったいどんな試験問題が出るのか、ということでしょうが、実際に行われた試験問題を公表しているのは、NHKや新聞社などごくわずかです。出版社などほとんどが試験問題を公表していません。

 だから昨年受験した先輩に聞くしかないのですが、「マス読」はまさにそういう取材をやって作っている本です。たぶん今時こんな大変な作業をコツコツとやっているのは「マス読」くらいだと思います。大手マスコミについては、筆記試験の一般常識で例えばどんな問題が出たか、地方紙・地方局で出題される「ご当地問題」はどういうものが出たかなど書いてあります。昨年までどんな問題が出てどんな出題傾向なのか、あらかじめ知っておいて備えるかどうかで結果はかなり違ってきます。「マス読」をまだ読んでいなかったり、先輩にもらった古いのしか持ってないとかいう人は、ぜひこの機会にきちんと買って読み込んでください。

 そういえば2~3日前から『新聞ダイジェスト』の発行元が倒産したニュースが流れています。この雑誌を使っていた人はショックでしょうね。

 

 それから、マスコミのインターンシップ募集が始まっているので、3年生はご注意下さい。特にアナウンサーについては夏にインターンシップを開催する局が多いと思ってください。マス読メールマガジンでも今後、インターンシップ情報を載せていきます。放送キー局などでどんなインターンシップが行われているかなどの情報は『マス読』1巻の入門編を熟読下さい。