講談社・新卒採用の本格始動は12月!

 マスコミ就職読本の採用者インタビュー収録も佳境を迎えているが、採用活動の時期や内容が昨年と比べ大幅に変わる企業が非常に多くなっている。その理由、大きくはメルマガやブログで繰り返し述べている経団連の倫理憲章の影響によるものだ。
 講談社の総務局人材開発部副部長の山崎英文さんに話をうかがったが、やはり講談社でも倫理憲章に原則従うことを決め、本格的に採用活動を始めるのは12月以降になるということだ。特に大学主催の企業セミナーや説明会などは12月以降に行われるためでもある。
 講談社ではWebエントリーや書類受け付けも12月以降に予定しているが、具体的なスケジュールについては未定でとのこと。
 山崎さんから、エントリーシートの書き方についての考えをうかがったので、ぜひ読んでいただきたい。

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山崎英文さん


 講談社では基本として面接の前に筆記試験、筆記試験の前に書類選考があります。こちらとしては極力多くの方に筆記まで進んでもらいたいと思っていますが、残念ながら応募書類の基本的な部分でつまずいている方が少なからずいらっしゃいます。たとえばエントリーシートについて、スペースが残っているものは、与えられたチャンスを生かし切れておらずもったいなく感じますので、めいっぱい書いてもらいたいですね。
 また、最近は日常的にパソコンで文字を打つ人が多いためか、いざ手書きのエントリーシートを書くとなると、漢字の間違いが多くなっています。字の汚さも問題です。一生懸命書いているけれど字が上手ではない......というものはともかく、丁寧に書くのが面倒なので走り書きしたようなエントリーシートは見ていても気分のいいものではありません。その二つは読めばすぐに区別がつきます。
 思いつくまま勢いで書いて推敲をしていないと感じるような文章もあります。それはエントリーシートを書くマナーとか姿勢はもちろんのこと、出版というジャンルを目指しているのに、そんなことでいいのかなと思いますね。
 エントリーシートとは、他人が読むというだけでなく、それをもとに自分が評価されるものです。それを意識して書き、自分が言いたいことを他人に伝えられているのか、客観的な目で見直してください。そこまでできている方とできていない方の差は大きくなると思いますよ。

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 他にも山崎さんには面接での心構え、志望動機の掘り下げ方など、たくさんのアドバイスを話していただいた。それらは9月中旬発売予定の『マスコミ就職読本1巻・入門篇』に収録予定なので、楽しみに待っていてほしい。