【2016年度版第7回】マスコミ採用戦線始動! 既に始まっている各社の動きに注意!

マスコミの多くの会社がものすごい勢いでセミナーを開催しています。建前上はインターンシップですが、昨年まで会社説明会という位置づけで行っていた内容と同じのものも多く、採用側がいろいろな動きを開始していると考えてよいでしょう。

例えば日本テレビなど、今年は報道・制作でかなりの規模のインターンシップを行い、そこで選ばれた学生は、12月の合宿形式のセミナーに呼ばれています。気になるのは、例えば制作志望者の合宿形式のセミナーというのが、以前は選考の一部として行われていたやり方に酷似していること。

昔は、「学生プロデューサー会議」という名称で同様のセミナーを行い、それを採用の参考にしていた時代がありました。就職協定が厳しかった時代に、マスコミは事前に様々なセミナーを行い、会社によっては採用と連動させたり、参考に使ったりしていました。

インターンシップやセミナーは、もともと人事部が運営するものですから、そこで目をつけたぜひほしい学生には当然、ぜひ来てほしいというアプローチがなされたり、採用に際して推薦が行われたりします。今年の動きを見ていると、かつて行われていたそういうやり方そっくりのことが行われつつあるように見えます。

来年度の採用日程不透明化の流れのなかで、昔のやり方が復活しているように見えます。まだマスコミ就活はだいぶ先だと考えているととんでもないことになる怖れがあるので注意してください。