文化祭シーズンも終わり、いよいよ就活が本格化しますが、ひとつ大事なことを注意しておきます。来年度から採用日程が12月募集開始から３月にずれるなど大きな変更になるのですが、今のところ各社ともライバル他社の動きを探りながら水面下で準備を進めています。
経団連の倫理協定だと３月から募集開始で８月に選考となっていますが、この３月の方はほぼ守られそうですが、８月選考は恐らく遵守するほうが少数でしょう。もともとマスコミはほとんどの会社が経団連加盟でないため、倫理協定も別に遵守義務はないのです。
社会の大勢にあわせて３月スタートは守ろうという会社が多いのですが、８月選考というのは幾ら何でも無理があります。恐らく３月募集開始で、４月から早いところは選考となるでしょう。その意味ではもともと４月選考だった新聞社などは、実質的には大きな変更にはならないということです。だから来年度採用はだいぶ遅いからまだ大丈夫と思っていると、とんでもないことになり得ます。
現状で注意すべきは、大手マスコミがインターンシップの体裁を借りて、昨年まで会社説明会と位置付けていたものを今年も遅らせることなく開催しようとしていることです。つまりインターンシップのように名称を変えながら、昨年と同じ動きをしているところが多いということです。
他社を見ながら動きつつも、実質上は昨年同様の準備は着々と進んでいるので、プレエントリーは絶対しておく必要があるし、 インターンシップや各種イベントもぜひエントリーしてみてください。あまりのんびりしているととんでもないことになる怖れがあります。