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映画「靖国」上映中止をめぐる大議論 

ISBN 978-4-924718-88-3
森達也/鈴木邦男/宮台真司/他著
2008年6月23日発行
定価 1,050円

日本中を巻き込んだあの騒動は何だったのか? 多彩な論客による議論の決定版!

反日映画? 右翼の抗議? 国会議員の圧力?
――4月に日本中を巻き込んで大議論になった、映画「靖国」上映中止騒動。
言論・表現の自由、自粛の連鎖、民主主義のあり方など、この騒動は多くの問題を提起しました。
それらの争点を1冊にまとめ、緊急出版します!
多方面の論客を集め、鋭く深く論じた、この議論の決定版です。


〔目次より〕
第1章 「靖国」上映中止事件の経緯と発言
・「自粛の連鎖」――「靖国」上映中止事件の全経緯
・4月10日ジャーナリスト会見での発言
(李纓/田原総一朗/野中章弘/是枝裕和/鈴木邦男/原壽雄/広河隆一/筑紫 哲也)
・4月14日「靖国」上映中止問題の〝ねじれ〟 (森達也)
・右翼の「靖国」試写と大討論
第2章 事件の検証――問題は何なのか
・【対談】上映中止騒動が市民社会に問うたもの (鈴木邦男×宮台真司)
・【鼎談】ドキュメンタリー映画をめぐる状況 (森達也×鈴木邦男×綿井健陽)
第3章 「靖国」上映中止事件の背景
・映画「南京1937」事件と「実録・連合赤軍」 (若松孝二)
・「ゆきゆきて、神軍」と映画を撮るということ (原一男)
・【鼎談】映画「太陽」と皇室タブー (佐野史郎×鈴木邦男×森達也)
・つくばみらい市講演中止事件とジェンダー攻撃 (上野千鶴子)


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<読者の声>

・問題作に対して、右翼からジャーナリスト、役者まで、関連する自主規制の波に対する認識や映画に対する感想、対談が記されており、様々な角度から作品やとりまく環境に対する見方を与えてくれた。
上映までの騒ぎでよくわからなかった事実関係といきさつが分かった。買ってよかったと思えるものだった。表現の場を、様々な考えを持つ人々全てに与えることが、民族主義国家として重要なのだと感じた。
作品自体への辛口批評もあって客観的でバランスのとれた本だったと思う。
(福岡市 N様 26歳)
・一水会の鈴木氏の真摯な発言に敬意を表したい。街宣右翼や任侠右翼だけが右翼だと考える人々に一種の救いをもたらしたのではないか。私は縁あって民族派のD塾の長老を知っているが彼は他の右翼とは行動原理を異にしている。三島由紀夫に通じる自死の美こそ真の民族派にふさわしい。(D塾も同じ)
(広島市 O様 48歳)

・日本人の「コトナカレ主義」が拡大した結果、「中国人監督の映画・靖国」ということから、騒ぎとなった。発火点「週刊新潮」の「反日レッテル」はひどいものだし自民党の2女性国会議員のレベルと品格もお粗末。以上のような認識を再確認するとともに歴史に残る「民主主義の勝利」として私の記憶に、しっかりと刻み込まれた小さくても大きな本だ。
(福岡市 S様 63歳)

・映画は、知事や劇場に爆破予告があったので警察の装甲車が来ていて警官が廻りにうろうろ。受付けは労組関係の人が30~40人で、「ペットボトルやバッグお預かりしております」と物々しい雰囲気でした。普通の人が異なる意見の人に執拗に暴力を振るう場面で冷や汗が出て来て気分が悪くなりました。
本は面白くて一気に読みました。右翼は怖いと思っていたけれどきちんとした意見を持っている人もいるのだとわかりました。父は戦死で靖国に祭られていますが、あそこにいるとは思えません。今の状況を悲しんでいると思います。
(高知市 N様 65歳)
・映画靖国上映中止のいきさつ後、上映館へ見に行ったが満員で入れずあきらめていた。書店でこの本を見付け読んでみたら内容が非常に良く映画を見なくても雰囲気を知るに十分であった。
なおこの内容にしては装幀、活字のフォントなど外見がまことに安っぽくて残念だ。
(武蔵野市 S様 81歳)

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