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月刊『創』3月号発売!プレジデント社の内幕記事で反響

『創』3月号が発売されました。広告特集ですが、「震災と広告」というテーマがひとつの焦点で、広告の業界誌などとはかなり違った特集になったと思います。


 単発記事で早くも反響が出ているのが「プレジデント社を襲ったふたつの衝撃」。ビジネス雑誌の出版社として知られるプレジデント社で昨年春、トップのスキャンダルが発覚し、一時は社長交代が決まったのに、それが封印され、批判した役員が飛ばされてしまったという話です。実はこれは同社社員でも知っている人間はごく一部。同社社員もほとんど知らなかった話です。騒動の発端は昨年の震災の後、社長夫人が会社あてに夫の男女問題を告発するファックスを送ったという衝撃的な事実でした。


 詳しくは記事を読んでいただくことにしますが、この話は、昨年、怪文書が出回っていたものの、きちんとした記事で書かれたのは初めて。ここまで公になってしまったことで、間もなく開かれる株主総会で問題にせざるをえないという状況になりつつあります。プレジデント社は実は小学館の子会社で、問題は小学館がどう対応するかです。記事の中で、プレジデント社のトップが昨年春、この問題について小学館に釈明したという話が書かれていますが、実はこの時、小学館の幹部あてに内部告発の文書が届き、それを受けて小学館副社長がプレジデント社社長を呼びつけて事情を聞いたようです。

「プライベートな問題なので社長が退任するには当たらないのではないか、というのが小学館の意向だった」と記事にありますが、その後の調べで、この記述は不正確で、実はそれは小学館副社長が個人的意見として話したもので、小学館トップは今回の記事でこの事件を知るにいたったようです。つまり昨年の段階では、あくまでも怪文書レベルだったので穏便にすますことになったのですが、今回、小学館としても正式に対応を検討せざるをえない事態になってしまったわけです。
 3月には株主総会が控えていますが、このトップをめぐる話と、昨年業績が一気に落ち込み、赤字決算になったということもあり、同社の行方が注目されています。
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