月刊「創」ブログ
アカデミー賞映画「ザ・コーヴ」上映とシンポジウム開催!参加者募集!
アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ザ・コーヴ」の日本での上映中止騒動については以前書いたが(こちら)、これを「反日映画」と非難して上映中止を求める右派団体と配給側の攻防戦は熾烈さを増しており、6月下旬公開をめぐっては予断を許さぬ状況となっている。
ただ今回は、2年前の映画「靖国」の時のように、見えない影に怯えて映画館が続々と中止に踏み切るという事態は避けたいという声が、興行界にも起きている。
(C) OCEANIC PRESERVATION SOCIETY. ALL RIGHTS RESERVED.
どんな表現であれ、こんなふうに賛否両論で議論を交わすことが大切で、上映中止というのは、議論をする機会そのものもなくしてしまうことになる。そういう考えから、月刊『創』編集部では、映画を実際に見て、それについて議論する会を催すことにした。
できればこの映画で非難されている和歌山県太地町関係者の声も、当日参加が困難ならビデオメッセージという形ででも紹介できないかと考えている。
討論のテーマは、ドキュメンタリー映画としての方法論、イルカ漁ないし日本の捕鯨問題、そして上映中止騒動についてだ。今のところシンポジウムの出演者は以下の面々だ。
森達也(作家、監督。オウムを撮った映画「A」で知られる)
綿井健陽(イラク戦争報道で知られる映像ジャーナリスト)
坂野正人(カメラマン・ディレクター。イルカの問題に詳しい)
鈴木邦男(一水会顧問。新右翼の論客)
司会:篠田博之(『創』編集長)
日時:6月9日(水) 18時20分開場 18時40分開演 21時半終了
映画「ザ・コーヴ」上映(90分)の後、シンポジウムだ。
会場: なかのゼロ・小ホール(定員550名)
参加費:1000円
確実に座席を確保したい人はローソンにてチケットを購入してほしい。
購入の際に必要なLコードは 37359 (5月10日~販売開始)
ローソンチケットの購入方法はこちら。
当日精算希望の方は、弊社HPの申込みフォームから予約してほしい。
但し、こちらは満席になり次第締め切り、以降の方はキャンセル待ちとなるため、100%座席が確保できるわけではない。ローソンケットが多数売れると当日枠も狭くなる。但し、同じ当日精算でも予約をしていない全くの飛び込みの人よりは入場が優先されるし、予約多数でキャンセル待ちになるか、当日入れそうかなど、メールで事前に連絡を送る予定にしている。
確実に座席を確保したい人はローソンチケットを購入してほしい。
では、多くの方々の入場をお待ちしています。
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