先週、TBSが2022年度定期採用の募集を始めたことをお知らせしましたが、これは大きな意味を持っています。2021年度採用はコロナ禍に見舞われたことと、もうひとつTBS、テレビ朝日を皮切りに10月から選考開始という流れができたことが大きな出来事でした。続く日本テレビ、フジテレビなどもそれに引っ張られる形で早期化、さらに大阪の準キー局も年内選考という、テレビ局は怒涛のような早期化の動きになったのでした。NHKもそれに対抗する形で、インターンシップ受講者に相当呼び出しをかけて面談を行いました。
ところが2020年3月からコロナの影響で募集延期や選考の後ろ倒しという逆の流れができます。早期化で動いていたところはそれ以前に内定を出してしまったため、3~4月に内定が多数出ている一方で2~3月から選考を予定していた会社は逆に採用活動が遅れていくという奇妙な状況に至り、志望者が大変困惑しました。大手出版社で動きの早かった集英社など11月に募集を始めながら予定していた3月選考ができず、面接が6月に延期になった結果、募集から面接まで半年にわたるという事態になりました。
そしてこの秋、コロナ禍が収束しない中で各社とも2022年度採用をどうするか思案している最中に、昨年同様、TBSが動き出したわけです。2021年度は途中から面接をオンラインに替えたり、一般常識試験を中止したりと大きな混乱がありましたが、それらを見据えたうえで、TBSは昨年並みの日程で行けると判断したのでしょう。さてこれに続いて、テレビ朝日や日本テレビが昨年並みのペースで踏み出すのかどうか。今月末にかけてどんな動きが出てくるか要注意です。
2021年度採用は大混乱を経て、採用側もいろいろな教訓を得ました。受験者の方はそういう経験のない学生諸君なのですが、この間、どういうことが起きていたのか、情報をしっかりと受け取って準備を始める必要があります。現在、マス読編集部は、まさにこの1年間の各社の動きを取材しているところですが、マス読2022年度版の発売に先駆けてこのメルマガで基本的な情報を少しずつ紹介していくことにします。次号ないし来週からになりますが、楽しみにお待ちください。