就活ガイドライン廃止騒動は結局落ち着くべき形に落ち着きそう

 前回も書いた経団連の就活ガイドラインの廃止問題ですが、いずれにせよ来年度は現行通りですが、経団連が身を引く再来年以降も、枠組みを変えてガイドライン的なものは維持しようということに決まりそうです。もともと現行のガイドラインが守られてないというところからこの議論は始まったのですが、目安が何もなくて無政府状態になるのも困るという声が多かったということでしょう。確かにガイドラインは守られてないのですが、ただ無視している会社も一応それを意識しつつやっているので、多少の歯止めにはなってないわけで、この歯止めというのもあった方がよいとは思います。

 で、結局のところ、来年度の採用戦線は、ほぼ今年度の延長になることが決まっています。なかには今春の集英社のように、突然採用日程を前倒しする会社もあったのですが、概ね『マスコミ就職読本』が書いているような流れで全体が動いていく。それは来年度も同じでしょう。来年度の就活をめざしている人にぜひ知っておいてほしいのは、この3年ほどはインターンシップを活用した早期の採用活動が拡大しており、ぜひそれに注意を払っておいてほしいということです。事実上、12月から1月に採用のひとつのヤマが訪れます。それへ向けてこれから準備を始めてください。そのために『マスコミ就職読本』は立ち読みとかでなく、ぜひ購読してください。