日本経済新聞が指摘した就活の現状

6月8日の日本経済新聞朝刊の「20年卒就活 はや号砲」という記事が現状をよく伝えていました。インターンシップを利用した広い意味での2020年度就活が始まっているという記事です。確かにマスコミについても、夏のインターンシップ開催が急増しています。これは夏のインターンシップ受講者に年末年始の時期に呼び出しがかかり年明けの1月頃事実上の選考が行われる、そういう採用早期化に夏のインターンシップが活用されているという実態がますます顕著になっているためです。

大学3年生は、志望会社のインターンシップにはぜひ応募してください。ただ応募すれば必ず受講できるわけでなく、倍率の高い選考が行われます。その意味でも、それなりの準備をしてインターンシップに応募する必要があります。毎回書いていますが、『マスコミ就職読本』入門編はぜひ早めにきちんと読んで下さい。

それとけさの日経新聞の記事が興味深いのは、2019年度採用についても今どうなっているかわかりやすく書いていることです。

売り手市場などと言われ、内定率は65%と高くなっているのですが、一方で内定が得られていない人も多く、内定を持つ人とそうでない

人への二極化が進んだというわけです。ただ再三書いているように、内定を得ている人でも夏採用秋採用を受けて以前の内定を辞退する

ケースも増えており、まだこれから11月頃まで、大手マスコミの二次募集三次募集が行われます。だから内定が取れていない人も焦る必要はありません。