6月1日が公式の選考開始日ですが、実態は...

 6月1日が公式には採用のための選考解禁日となっており、マスコミも一斉に報道してはいますが、実際は既にかなりの内定が出います。マスコミも本当にこれから選考開始というのは大手ではあまりないと思います。ただ毎回書いているように、今後内定辞退者も出るはずで、夏採用や秋採用など様々な言い方で2次募集がかかっていきます。特に1次募集の選考が早かった日本テレビなど夏採用の募集がかかっており、今年は動きの早かって放送局は2次募集が増えると思います。11月頃までは大手でも募集がかなりかかると思ってください。

 一方で6月に入ってインターンシップの募集情報が大量に流れています。例えば広告では最大手電通が既に募集を始めていましたが、博報堂もADKも募集を始めました。新聞・出版・テレビも相当なインターンシップ募集が始まっています。マスコミの場合、インタ―ンシップも応募倍率が高く、事前選考がかなり行われます。書類選考や面接など、会社によっては受講資格を得るために本番と同じくらい難関を突破しなければなりません。逆に言えば、本番の練習をするには格好の機会です。この何年か、インターンシップ受講者にその後呼び出しがかかる事態も知られるようになり、余計に倍率が上がっています。各社のインターンシップの事前選考や実施の考え方などについては『マスコミ就職読本』1巻に人事部インタビューが載っているので熟読して下さい。広い意味では2020年度採用戦線の幕開けともいえます。