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生ける屍の結末──「黒子のバスケ脅迫事件の全真相」

生ける屍の結末

ISBN 978-4-904795-32-3
2014年10月3日発行
定価 1500円+税

8月21日に実刑判決の出た「黒子のバスケ」脅迫事件の渡邊博史被告が獄中で書き下ろした衝撃手記。自らを「無敵の人」と称し、幼少からのいじめや虐待を告発するなどして大きな社会問題になった渡邊被告だが、起訴内容は全面的に認めたため、裁判では事件の経緯や真相についてはほとんど語られなかった。1年余にわたって繰り広げた犯行の詳細や事件の真相は、今この本によって初めて明らかにされる。

〔主な内容(目次から)〕

●第1章 「黒子のバスケ」脅迫事件の真相
第1話 事件前夜   
東日本大震災/生活費稼ぎと学歴詐称/自殺念慮と「黒子のバスケ」/誕生日に知った「アニメ化決定」/デイトレと幻聴と幻覚/
第2話 上智事件   
事件の計画/戸山高校と上智大学の下見/喪服の死神/2ちゃんねるでの犯行声明/犯行の下準備/四ツ谷駅での職務質問/犯行声明/上智大学突入/他
第3話 大阪脅迫生活 
初めてのドヤ/大阪初脅迫/ジャンプフェスタ/会場周辺を攻める/やはり母親の顔は見たくなかった/「黒子のバスケ」から逃れられない/他
第4話 ウエハス事件 
どこに行っても「黒子のバスケ」/ウエハス発見/ウエハス事件の犯行準備/ウエハス入手と下見の旅/大量の脅迫状を投函/他
第5話 投了
娑婆での最後の夜/終わりへの驀進/逮捕、そして意味不明の笑い/留置場ですら無意味にときめく/自分が起訴された7つの事件/他

第6話 藤巻忠俊先生へ
●第2章 裁判で明らかになったこと
第7話 冒頭意見陳述  
第8話 生い立ち  
いじめ/「ヒロフミ」という身分/ジャンプのマンガ/バスケ/両親殺害計画/被虐うつ/上智大学/同人誌/夢を見ているという設定/新宿/父親/母親
第9話 最終意見陳述  
冒頭意見陳述は撤回したい/「社会的存在」と「生ける屍」/「努力教信者」と「埒外の民」/地獄だった小学校の6年間/「キズナマン」と「浮遊霊」/他
●第3章 解説
第10話 渡邊博史さんへ―最終意見陳述を読んで  香山リカ  
第11話 弱化した若者を表すキーワード  斎藤環
第12話 「黒子のバスケ」脅迫犯から届いた手紙  篠田博之

あとがき

※すでに発行されている書籍で誤りがありました。著者ならびにご購入された皆様に深くお詫び申し上げます。

『生ける屍の結末 「黒子のバスケ」脅迫事件の全真相』正誤表
P19 1行目 「もいない部屋で黒子と火神に向かって、」が欠落していました。
P76 6行目 近所の国立図書館→近所の市立図書館
P93 2~3行目 赤茶色で高さは2センチくらい→赤茶色で長さ20センチ直径2センチくらい
P104 3行目 「襲撃事件の核心」→「衝撃事件の核心」
P136 4行目 札幌ライセンホール→札幌テイセンホール

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