フジテレビが正式に2026年度採用のアナウンサーの募集を開始した。アナウンサーは採用数が少ないので従来から総合職にさきがけて募集を行っていたのだが、かつてはインターンシップやアナウンスセミナーといった名称で事実上の選考を行っていた。それが昨年来、インターンシップと採用の連動が認められるようになり、フジテレビの場合は正式に採用とうたって募集するようになったようだ。全社的にまだそうはなっていないのだが、志望者にとっては採用と明記してくれたほうがわかりやすくてよいだろう。 総合職についても従来、10月からTBSやテレビ朝日が採用に入るのだが、今年はテレビ各社、どういう募集の仕方をしていくのだろうか。 わかりにくいのは産経新聞社で、26年度採用の募集開始とうたっているのだが、まずはマイページ登録をと呼び掛けているから、実際の選考試験はまだ先になるのかもしれない。
現在、2025年度採用も、夏採用とか秋採用という名称で行われており、そこへ2026年度採用の動きが始まり、同時にインターンシップ募集も行われている。ややこしい展開だが、『マスコミ就職読本』をよく読みこんで、実際に何が行われているか、まず採用動向全体像をつかんでほしい。