来年度からインターンシップが採用直結になるとの正式方針に要注意!

 6月1日に新聞・テレビが一斉に2024年度採用面接解禁!などと報じていますが、ご存じのように、これは建前の解禁日で、一方で既に7割以上の学生が内定を得ているという報道もされています。建前と実態がこんなふうに乖離しているのが就職戦線の特徴です。

 気になるのは同時に、2025年度採用よりインターンシップと採用を直結させることが正式に認められるという報道もなされています。これも『マスコミ就職読本』を読んでいる人ならわかるように既にインターンシップは事実上、採用と連動しているのですが、公式にはそれはいけないとされてきました。それを来年度より公認するとなれば、建前を実態に則したものにするということですが、これによって現実に何が起こるかといえば、採用早期化に拍車がかかることは明らかです。

 しかも2025年度よりとされていますが、実は2025年度へ向けたインターンシップは続々と募集がかかっています。今の大学3年生の皆さんは、さらに早期化が進むと思って、準備にかかってください。既にテレビ局などでは2025年度採用へ向けたプレエントリーが始まっていますが、集英社と小学館も開始。来年度へ向けた採用戦線が、出版社でも動き出したわけです。

こうしたプレエントリー(マイページオープンなど)とインターンシップの情報は取り逃がさないようにしてください。