マスコミ各社のインターンシップ続々募集!採用との関係は?

 マスコミ各社のインターンシップ募集が続々と行われている。一応存続している就職ガイドラインに照らすと、この時期に来年度へ向けた採用活動はできないのだが、インターンシップなら可能なので、この2~3年、インターンシップを開催するマスコミが、夏休みの時期と年明けに一気に増えた。

 年明けのインターンシップは受講者に呼び出しがかかるなど採用直結である場合が多いのだが、夏休みに行われるインターンシップは本来の仕事体験という意味合いが強い。しかし、大手マスコミの場合、そういう機会を活用してプレエントリーと呼ばれる事前登録を促すという狙いがあるので、広い意味では採用活動につながっている。実際、秋以降にいろいろな情報が採用側から志望者に届けられるのだが、そういう連絡先として重視されるのは、インターンシップなどこの時期に接触した履歴である。また年末頃から採用の動きが始まる中で、夏休みにインターンシップを受講した者に改めて呼び出しがかかる事例も多い。

 昨今は、インターンシップが従来にも増して広い意味での採用活動に大きな役割を果たしているのは間違いといえる。マスコミの場合はインターンシップも応募にあたって選考が行われるから簡単に誰でも受講はできないのだが、その応募時の面接なども来年度へ向けた就活の練習にはすごく役に立つ。そうした点からも、マスコミ志望者はぜひ夏のインターンシップに応募してほしい。