朝日新聞社2月5日エントリー開始!の意味するものは

『マスコミ就職読本』が丹念な取材によって採用試験の日程や内容を掲載しているのは、それを読むと翌年の試験についてある程度の予測ができるからです。その意味で、今年公表された朝日新聞社2月5日エントリー開始という情報は、恐らく今年も同社は経団連ガイドラインに沿うのでなく、昨年並みの日程で動くだろうということを示しています。昨年は3月に筆記試験を実施しました。一方で日本経済新聞社は3月にエントリー開始なわけですが、ここでライバルの朝日に1カ月差をつけられるのを黙って見ているわけはなく、昨年は、日経、読売、共同などが正規試験の前にインターンシップやセミナーの受講者に呼び出しをかけ、事実上の採用活動を行いました。今年もそうなる可能性が高いということです。これからセミナーなどを受講する人はその覚悟で臨んでください。ちなみに昨年、共同通信は正規試験前に20人台の内々定を出していました。最終的に採用したのが約50人ですから、内定枠の半分は事前選考で埋めたということです。今年も読売などの採用予定がこれから出て来るでしょうから、間もなく全貌が見えて来るはずです。