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 日馬富士暴行事件に端を発した大相撲騒動は年末までもつれこんだ。

 1114日のスポニチのスクープに端を発したこの騒動、そもそも暴行事件があったのは1026日だから2カ月以上にわたって続いていることになる。ワイドショーも週刊誌も視聴者や読者の反応が非常に良いそうで連日、報道を展開している。特に平日の生の情報番組を増やしているテレビの場合は、白鳳や貴乃花親方を追いかけて「何か一言」とマイクを突きつけるだけで画が成立するから、そういう映像を大量に流している。連日そういう画面ばかり見せつけられる側からは、もううんざりだという声も出ているのだが、このマスコミによる大騒動、考えてみると非常にわかりにくい。そもそも暴行事件は偶発的なものだったのか、なぜ貴乃花親方は相撲協会に協力的でないのかなど、騒動の骨格部分がテレビを見ていてもさっぱりわからないのだ。