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2008年2月アーカイブ

 NHKや新聞社の試験が行われる4月が近付き、大手マスコミの採用は山場を迎えつつあります。本気でマスコミに入りたいと思うのであれば、受験勉強といった小さな意味でなく、広い意味での就活を本格的に進める必要があります。

 マスコミは業態が多様で裾野が広いため、きちんと準備をすればほぼ確実に業界に入るのは可能です。ただ一握りの超人気企業にどうしても入りたいとなると、倍率1000倍といった狭き門を突破しなければなりません。

 既に昨年からテレビ局の試験が行われており、既に多くの人が受験体験をしていると思いますが、実は最終近い段階まで行けた人の場合は、最終的に内定がとれた人と落ちた人の力の差はごくわすかなのです。ですから、これまでうまくいかなかった人も自分自身についてきちんと分析し、敗因を克服できれば可能性は十分にあります。

 それでひとつ気になることがあるのですが、先日のマス読ライブ打ち上げの時、内定者にテレビ朝日の試験はこの後どういう選考が行われるのですか、と質問をしていた人がいました。別にこの人がどうこうというのではないのですが、これ、「マス読」を読めば全部書いてあることです。昔は「マス読」は文字通りマスコミ受験者のバイブルで、ほぼ9割くらいのマスコミ志望者が読んでいたのですが、最近はネットで何でも情報をとれるかのような錯覚に陥りがちなせいか、「マス読」も就職課で借りて読んだとか、あまりきちんと活用していない人が多く、「何だかなあ」という感じです。  

 当方のPR不足もおおいにあるのは明らかで自戒を込めて言うのですが、何やら今は情報過多で、待っていても情報が自然に入ってくるかのように思ってしまっている人が多いような気がします。このメルマガも、昔は受信した人たちはもっと必死に読んでいたのですが、最近は、とっているけどあまり読んでませんという人が目につきます。確かにある意味で就職戦線全体が情報過多なのは確かなのですが、本当に必要な情報は、努力してとっていかなければなりません。 

 最近のマスコミ就活のありようについては、いろいろ感じていることや言いたいこともあるのですが、ま、これはまた別の機会にしましょう。