就活のガイドライン廃止をめぐっていろいろ報道がなされてますが...

 経団連が就活ガイドラインの総元締めになっていることに対して、それを廃止したいと発言したとから大きな議論が起きています。それについてテレビ局が大学2~3年生に「どう思いますか」どとマイクを向けて取材している様子をニュースでよく見かけますが、この何年かガイドライン自体が変遷しているし、問われた方も何が起きているのかわからず戸惑っているようです。
  マスコミ報道では、せっかく決めたガイドラインを守らない会社も多く...と言われていますが、実はその守っていない業種のひとつがマスコミです。新聞などでは、一部IT企業がガイドラインに従わず云々と書かれていますが、実はその新聞社自身が、インターンシップ受講者に呼び出しをかけ、前年度でいうと募集開始の解禁日である3月1日以前に相当、事実上の選考を行っていました。それを他人事のように報道するマスコミ自身もどうかと思いますが、ただその現実は来年度も変わりません。是非論は別にして、来年度受験者はもう待ったなしなので、準備はしていくしかありません。

  大学3年生でマスコミをめざしている人は、そのあたりの現実をまず『マスコミ就職読本』を読んできちんと把握して下さい。特にこの2年ほどは、大学3年の正月休み明け早々に一斉に行われるインターンシップが事実上の選考だというのは常識になりつつあります。新聞社によっては夏のインターンシップ受講者にも年末頃から呼び出しをかけ始めます。実際に3月をまたずに内定を得ている人も多いのが実情です。
 昨年はテレビ朝日が先陣を切って12月上旬から選考を始め、年明けには他のテレビ局も一気に採用に動き出していました。ですから本格的な選考が始まるのにもうそれほど長い時間はないのです。ぜひ準備は早めにお願いします。
  ただ、あくまでも年内から動き出すマスコミはそう多くはないし、焦ることなく、むしろこの時期は、じっくりと自分の適性を考えていくことが必要です。マス読も10月以降、毎年好評のマス読実践講座などを開催していく予定です。おのメルマガで告知しますのでお見逃しなく。
   準備は早くから始めた方が良いのですが、焦る必要はありません。焦らずにすむ方法はただひとつ。採用戦線の動きを正しくつかんでいくことです。そのためにこのマス読メールマガジンと、『マスコミ就職読本』をぜひ活用してください。