★04年度 朝日新聞社内定者(3)の筆記対策

 

(1)一般教養・時事問題でとった対策

▼毎日かかさず新聞を読む。
 私は受験する新聞は日経以外、朝日、読売、毎日の三紙を読んでいました。
 毎日読むことでやっと面接でも、その会社の紙面の色を話すことができると思っています。

▼新聞をただ3紙読むだけでも結構疲れます。
 そこで私の工夫!
 全国紙3紙の中で毎日新聞だけは10面少ない作りになっています。
 (印刷機の都合上30面くらいまでしか刷れません。朝、読は40面構成。)
 でも30面あれば、大体の事柄は網羅されているんですね。
 っていうことで、まず毎日新聞に目を通します。
 一番要約されている記事が載る毎日新聞を基本に
 読み込みをおこなっていました。(というか毎日新聞だけで十分です。)

▼読むときに注意していたこと。
 効率的な新聞の読み方を心がけていました。
 最初は「新聞読み込むのって大変すぎる〜」と思っていました。
 全部読んで全部憶えるというのは普通は不可能だと思います。
 でも全部読む必要なんて一つもないという読み込み方ですね。

 新聞の記事はマスコミ勉強用に大きく分けると2つあります。

 1、確定している事実に関する記事
 2、現在進行形の事柄に関する記事

 この2つです。読んで確認すべき記事は1番の方ですね。

 手元に毎日新聞の5月9日朝刊があります。
 トップ記事は「銀行の株保有 制限延期を」という記事です。内容は政府の経済財政 諮問会議で提案をしたというもの。現在進行形の記事ですね。この記事は筆記試験には出ません。試験に出るとしたら、「銀行の株保有 制限延期決定」というような最終的な事柄だけだと割り切って読み込みをしました。
 スポーツなら、高橋尚子が優勝や、五輪に出たなどを記憶ですね。
 五輪に出る予定という記事は試験にしにくいですから。
 経済でも政治でも同じで、確定した事実の方が試験が作りやすいということを意識するとしっかり読む記事も減ります。

▼あとは「新聞ダイジェスト」とその別冊を読みました。
 新聞の読み込みと重複しますが、反復効果と割り切っていました。
 新聞も重要な記事は70%縮小コピーしてスクラップしていましたがダイジェストには線も引いて、「重要&もう一度読まなきゃいけない記事」を目立たせました。
 別冊も同じように線を引き、わからない単語があれば「朝日キーワード」を引き
 縮小コピーして別冊に直接貼り付け、確認し易いようにしました。

(2)漢字・国語でとった対策
  
 Wセミナーで出版している「マスコミ漢字」の本を中心に勉強しました。過去問を解いてて思ったのは、闇雲の漢字を覚えても出ない可能性が高いこと。逆に慣用句&ことわざは各社とも毎年重複しているんですね。なので、「マスコミ漢字」の「慣用句&ことわざ」のページを全て覚えました。

(3)外国語でとった対策

 新聞ダイジェストの英文を読む。
 これは対訳があるので訳し易い。
 あとは、国内の話題とリンクしている
 毎日新聞の英語版(インターネットで公開)をたまに読んでました。
 英語はあまりやってませんでしたが、時間を有効に使って英語の対策をしておくのが重要だと実感しました。

(4)作文・論文でとった対策

 とにかく書く。独り善がりにならないように多くの友達の読んでもらう。書き直し。この連続です。沢山書いても、実際使えるな〜っと最終的(試験直前)に思ったのは5,6個ですね。沢山書くことで、時間配分&集中力がついたと思います。上記の5,6個の話題も、想いが凝縮しているのである程度自信を持って書けますし。

 重要なことを挙げると、
課題に対して外れすぎないこと。
時間を考えて、最後まで書ききること。
時間を残して推敲すること。

だと思うので、沢山書くことで上のものをクリアできるようになったと思います。

(5)適性検査(SPI・NSPI)でとった対策
 
 時に関係ありませんでした。
 読売の最終のみ、クレペリン検査がありましたが
 対策はして行きませんでした。
 今でも、特に対策は必要無いと思います。

(6)その他自由にお書き下さい。

 「効率的」というのが筆記勉強のポイントだったような気がします。定番をしっかり押さえたうえで、自分の興味のある分野で点を稼ぐ。興味ない勉強をするより、長く継続できる勉強法をこころがけました。あとは、高校の社会科教科書を引っ張り出して議会の定数とか大雑把に復習しました。
 出ない可能性も高いですが、心に余裕を持つためと割り切って時間を使いました。書籍などにかけるお金もおしまなかったですし。とにかく効率を意識した勉強でしたね。

 日経の敗退は英語が原因だと思っています。すっごく時事問題が簡単だったんですね(印象ですが)。差がつかなかったため英語の点数で決まったのだと思います。今、勉強方法を振り返ると英語が手薄でした。ここもしっかり押さえることが確実性のある勉強方法だと思います。

 

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