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 6月21日、NHKの夜9時のニュースで、この2年間、月刊誌『創』に掲載されてきた相模原事件についての記事が書籍としてまとめられ刊行予定だとして、それをめぐって出版中止を求める声や出すべきだという意見などいろいろな反響が起きていることが報じられた。もちろん書籍刊行は、社会に問題提起を行うことだから、それについて賛否の議論が起こることは当然だ。ただ問題は、これがまだ本が形にもなっていない時点でのことであることだ。『創』編集部のコメントも報じ、バランスをとろうとしたことは窺えるが、やめるべきだという意見が出版前に報じられることで、どんな影響が及ばされるかは想像がつく。元少年Aの『絶歌』をイメージする人も多いのだが、全く違うこととお伝えしておきたい。

 

 是枝裕和監督がカンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したことに対して国が「祝意」を示し顕彰しようとしたのを、本人が「辞退」したとして話題になっている。久々に拍手もののニュースだった。是枝さんは6月7日、ブログでこんなふうに書いた。

《映画がかつて、「国益」や「国策」と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような「平時」においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています。》

 

 松本智津夫元教祖を始めとするオウム死刑囚への刑の執行が早ければ通常国会閉会後に行われるのではないかというので、様々な動きが出ている。きっかけは3月14日に死刑囚のうち7名が東京拘置所から各地の拘置所へ移送されたことだが、来年は天皇代替わりの年なので執行は今年中、しかも政治日程など諸事情を考えると、通常国会閉会後。今後、法相の外遊などの予定もあるので、その前にとなると、執行は6月中にもあるのではないかとも言われている。

 前回アップした「懲役13年の性犯罪者が体験を語った刑務所の治療プログラム」という記事に予想を超えるアクセスがあった。性犯罪を犯した側のこういう実態はこれまでほとんど知られていない。ぜひ読んでいただきたいと思う。

 さて、そのうえで今回、性犯罪被害者の話を取り上げよう。被害者側の深刻な実態もあわせて考えなければならないと思うからだ。

 2018年4月26日に謝罪会見が行われたTOKIOの山口達也さんの強制わいせつ事件の報道で、性犯罪をめぐって2017年に刑法が改正されたことがたびたび言及されている。「親告罪」規定がなくなったので、被害者の告訴がなくても起訴はできる。性犯罪に対しては厳罰化の流れができつつあるというわけだ。

  性犯罪の厳罰化は、時代の流れに即したものだろう。そのことに異議はないが、ただこの間の法改正をめぐる議論で、目を向けるべき問題があまり取り上げられないことが気になった。

 

 何やら気になる展開になってきたので書いておこう。福田淳一財務次官のセクハラ事件だ。今、大事な局面を迎えていると言える。

 告発を行ったテレ朝女性記者Aさんとその上司Mさんに猛攻撃がかけられているなかで、Aさんがテープを『週刊新潮』に持ち込んだことや、Mさんが報告を上にあげなかったということで、テレ朝が何らかの処分を行うのでは、と言われているのだ。

 

4月26日午後2時過ぎからTOKIO山口達也さんの涙の会見を思わずリアルタイムで最後まで見てしまった。ジャニーズ事務所の"強面"顧問弁護士とされる矢田次男さんが本人の後ろで、もらい泣きしていたのが印象的だった。

  この事件、スポーツ紙など芸能マスコミを始め大きな報道がなされているのだが、多くの人が違和感をもったのが「山口達也メンバー」という呼称だろう。ネットでは結構大きな議論になっている。

  2018年は集英社発行の『週刊少年ジャンプ』と小学館発行の『ビッグコミック』が創刊50周年を迎える。前者については昨年から50周年を記念した「ジャンプ展」を始め、様々な企画が行われているし、後者も2月に50周年記念号を発行したのを始め、周年企画が続いている。『ビッグコミック』で創刊号から少し経って連載が始まった「ゴルゴ13」は12月に50周年記念を行う予定だという。また50年前に『週刊少年マガジン』で大人気だった「あしたのジョー」もこの春、連載から50年を記念した企画をいろいろ行っている。

 

 このところ、昨年9月にジャニーズ事務所から独立した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾3氏が立ち上げた「新しい地図」について継続的に取材している(注:草なぎさんの「なぎ」は本来は漢字だが、それは表示できないらしいので平仮名にした。以下も同じ)。発売中の月刊『創』4月号には「『新しい地図』とAbemaTVがメディア界に投げた波紋」という記事を書いた。そして4月7日発売の次号5・6月合併号には「『新しい地図』の映画『クソ野郎と美しき世界』」という記事を書いている。

 3月7日発売の月刊『創』4月号に、前号に続いて相模原障害者殺傷事件・植松聖被告が獄中で描いた自筆漫画の後半を掲載した。上に掲げたのがその1カットだ。彼の母親はプロの漫画家なのだが、その影響なのか、その暴力性も含めて迫力ある絵だ。彼の絵は獄中で練習を重ねているうちに如実にうまくなっているように見える。青い表紙の獄中ノートに描かれているのだが、ノートの罫線がそのまま残っているところも獄中で描いたというリアリティを感じさせる。