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天皇伝説: 2008年11月アーカイブ

 10月30日のロフトプラスワンでの渡辺監督と右翼との対決シーンをようやく2つに分けて動画を公開しました。このブログの前回31日付でも公開しておりますが、ぜひ見て下さい。

 1本めの渡辺さんが「黙ってきけ!」と右翼をにらみつけるシーンなど、ど迫力画像ですが、圧巻は2本めの怒声のぶつけあいでしょう。実はこの後乱闘寸前に至る激しい怒声の応酬が続くのですが、あちこちにそのままでは公表できない言葉が飛び交ったりするため、当面、公開はここまでとします。

 ついでながら報告ですが、結局、このロフトでのバトルの翌日以降、31日に杉並区勤労福祉会館、1日が板橋区赤塚公会堂、そして4日が中野区のなかのゼロと、都心で「天皇伝説」は無事上映されました(2日の内幸町ホールは中止)。監督の説明では、入場者数が30日の曳舟は50人、31日の杉並が100人×2回、以下、赤塚120人×2回、中野が170人×2回となっています。都心での上映は影響が大きく、映画を見た人がぐんと増えました。

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 で、今後の上映ですが、何と11月27日(木)に今度は九段会館(ホール)で午後6時から「ノモンハン」、8時から「天皇伝説」です。九段会館といえば一気に座席数が大幅に増えるわけで、さてどうなるのか。これが中止になるか上映されるかは影響が大きいと思います。

 それから一連の騒動については、11月3日付の毎日新聞が大きな記事を掲載しました。ちょっと難しく書きすぎている印象はありますが、さすが台さんの署名記事で、これでこの騒動の詳細を知る人も増えると思います。

 7日発売の「創」12月号も、この騒動については大きく取り上げています。

 

 
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 ロフトプラスワンでのトークライブ。第1部の田代まさし×吉田豪のトークは笑いとなごやかな雰囲気で幕を閉じたのですが、午後9時過ぎからの「天皇伝説」渡辺文樹監督と鈴木邦男さんのトークは打って変って緊張。一時は怒声と野次で騒然となり、あわや殴りあいという局面もありました。といっても、渡辺監督と鈴木さんがそうなったのではなく、会場に右翼が何人も陣取り、入場時から野次がとぶというピリピリムード。司会の篠田が「度がすぎる場合は出て行ってもらうから」と通告するも、終始一貫怒声と野次が飛び交うこととなりました。

 

 

 

 

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  渡辺監督も檀上から「俺も命かけてるんだ。くるならきてみろ!」とやり返すなど一触即発。右翼側は渡辺監督のポスターを激しく非難し、ポスターに書いてあった「たかり右翼」とはどういう意味か言ってみろ、とつめよると、渡辺監督「純粋に思想的な右翼がどのくらいいるんだ!」と反論。こういう激しいやりとりが目前で繰り広げられるという日常ではありえない光景に観客はハラハラ。おまけに会場にも右翼に食ってかかる人がいて、右翼の一人が「何をこの野郎」とその人につめよるという乱闘一歩手前状態に。鈴木さんが「ここではやめろ!やるんだったら表でやれ」と言った後、「あ、それもまずいか」とフォローすると会場は笑い。

 

 

 

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 怒声と緊張で前半はさすがの鈴木さんも険しい顔つきでしたが、途中からは緊迫の中にも笑いありという展開に。鈴木さんが「こうなったらいいじゃないか。乱闘でも何でもありだ。客だって今日はこういう危ないテーマだってわかって来てるんだから、覚悟してるはずだ」と言うと、会場から「え~」という声と笑いが。実際は第一部の田代まさしさんと吉田豪さんが目当てで来て、ついでだからと残っていて「聞いてないよ~」と思った人も多かったのでは。怒声と笑いと拍手が入り乱れる異様な雰囲気で約2時間が過ぎました。

 右翼の主張は、「天皇伝説」は皇室を冒涜する映画で、表現の自由などと言えるような範疇に入らない、というもの。また、鈴木さんにも「お前はこういう映画が上映されることをどう思ってるんだ!」と激しくつめよりました。鈴木さんは「自分は天皇についての考え方などは渡辺監督とは反対の立場だが、表現する自由は認めるべきだと思っている」と反論。

 

 
 ロフトプラスワンは映画「靖国」上映中止騒動の時に、右翼を集めて試写会を行ったという意義ある会場ですが、あの時は映画を製作した監督がいるわけでもなく乱闘の心配はなかったのですが、今回はガチンコですから、何が起こるかわからない状態。会場にもこのテーマが目当てでやってきた人も多く、自分は被差別部落出身という人が「天皇制は差別の根源で~」と演説をぶつ場面もありました。
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 現場の緊迫ぶりは、映像を見てもらうのが一番と思うので、映像の一部をこのブログにアップします。また議論の全体は、文字化したものを『創』次号に載せる予定です。