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天皇伝説: 2008年9月アーカイブ

 9月11日、渡辺文樹監督が都内で逮捕されたことはニュースで報じられ、ネットでも話題になっているが、この種の公安事件は大手マスコミの報道を見ただけではほとんど真相がわからない。

 天皇タブーがらみというこういう話を詳しく報じられるのは、いまや『創』くらいになってしまった。次号11月号(10月7日発売)で詳しく報じるが、ここで現時点でわかっていることがらだけでも書いておこう。

渡辺文樹 021.JPGのサムネール画像  今回の逮捕も新聞はベタ記事だが、前回、5月の逮捕と比べて違ったのは、渡辺監督が天皇制批判の映画を作り、それがこの逮捕と関わっていることが報じられたことだ。テレビで逮捕を比較的大きく報道したTBSが放送前に『創』に取材をかけていることからもわかるように、発売中の月刊『創』9・10月号が渡辺監督のロングインタビューを掲載していたのが影響したのは確かだろう。前回の逮捕では新聞は警察発表だけを報じたため、渡辺監督は単なる詐欺犯にされてしまった。今回も逮捕容疑はポスターを無断で掲示した軽犯罪法違反だが、それだけを報じても真相は全くわからない。実際、11日早朝4時過ぎに監督は妻と一緒のところを公安2課の刑事に逮捕されたのだが、こんな時間にたまたま公安が街を歩いているわけはなく、前日から監督は「行動確認」つまり公安の尾行を受けていたのだった。