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12月7日(火)「視点が変われば世界が変わる」@ロフトプラスワン

12月7日(火)夜、新宿ロフトプラスワンで以下の論客が集結してトークイベントを行います。
2010年の二大テーマともいうべき検察問題と、映画「ザ・コーヴ」上映中止事件後の和歌山県太地町のイルカ漁をめぐる騒動について、1部・2部として議論します。ふるってご参加下さい!
 

月刊「創」プレゼンツ~

「視点が変われば世界が変わる」
Open18:30/Start19:30
前売¥1500/当日¥1800(飲食別)

第1部 検察腐敗と死刑制度  19:30~21:00
かつては正義の味方と思われていた検察庁ですが、いわゆる小沢問題や大阪地検の証拠改竄事件などを機に批判が噴出しました。聖域とされてきた検察庁をどうすべきなのか。取り調べ可視化などの問題も含めて議論します。検察裏金告発を一貫して続けてきた元大阪高検公安部長の三井環さん、可視化議員連盟や検察官適格審査会で活躍している辻恵衆院議員、小沢問題での焦点となった石川議員の弁護人を務めた安田好弘弁護士など、検察批判の中心部分に関わってきた人たちが登場し、市民の立場から検察問題をどう考えるべきなのか討論します。また安田弁護士始め、死刑問題とも関わりのある論者ですので、死刑制度についても話しあいます。
【出演】森達也(映画監督、作家)、三井環(元大阪高検公安部長)、安田好弘(弁護士)、鈴木邦男(一水会顧問)、辻恵(衆院議院/検察官適格審査会委員)他

第2部 イルカ漁騒動とドキュメンタリー  21:10~22:30
周知の通り、アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞を受賞したイルカ漁告発の映画「ザ・コーヴ」が今年の夏、全国で右翼団体などの上映中止行動にあい、大きな社会問題になりました。上映中止騒動は鎮静化しかしたが、映画の舞台となった和歌山県太地町ではいまも海外からのイルカ漁及び捕鯨反対運動団体と政治団体が抗議行動を展開するなど、激しい対立が続いています。いったいこの事態は日本人にどういう問題を提起したのか、表現の問題との関わりをどう考えるべきなのか。上映中止騒動の際の当事者たちが一堂に会し、一連の事件を総括します。最近の太地町の状況を伝える綿井さんの映像も会場にて公開。和歌山現地から吉岡さんも議論に加わります。
【出演】森達也(映画監督、作家)、鈴木邦男(一水会顧問)、綿井健陽(ジャーナリスト)、吉岡逸夫(中日新聞新宮支局長)、加藤武史(映画「ザ・コーヴ」配給会社アンプラグド代表)、山上徹二郎(映画プロデューサー/シグロ代表)他

【総合司会】篠田博之(月刊『創』編集長)
※森達也氏(at NewYork)と吉岡逸夫氏(at 和歌山)はSkypeもしくは電話での出演となります。
※前売はローソンチケットにて発売中! 【Lコード:33926】
会場:新宿ロフトプラスワン 新宿区歌舞伎町1-14-7 林ビルB2 TEL 03-3205-6864
http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/


【出演者プロフィール】

森 達也(もり・たつや)※ニューヨークよりネット中継で出演

1956年広島県呉市生まれ。1986年テレビ番組制作会社に入社。デビュー作は小人プロレスのテレビドキュメント作品。以降、報道系、ドキュメンタリー系の番組を中心に、数々の作品を手がける。1998年オウム真理教の荒木浩を主人公とするドキュメンタリー映画『A』を公開。2001年、続編『A2』が、山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞を受賞。その後はテレビ東京の番組『ドキュメンタリーは嘘をつく』などに関わる。現在は執筆が中心。主な著書『放送禁止歌』(光文社知恵の森文庫)、『「A」マスコミが報道しなかったオウムの素顔』、『クォン・デ~もう一人のラストエンペラー』『職業欄はエスパー』『ドキュメンタリーは嘘をつく』(角川文庫)、『下山事件』『東京番外地』(新潮社)、『いのちの食べかた』『きみが選んだ死刑のスイッチ』(理論社)、『ご臨終メディア』(集英社)、『悪役レスラーは笑う』(岩波新書)『死刑』(朝日出版社)『死刑のある国ニッポン』(週刊金曜日)、『極私的メディア論』(創出版)、『A3』(集英社)など多数。


三井環(みつい・たまき)
 1944年、愛媛県生まれ。中央大学法学部卒業。72年、検事に任官。高知、高松地検次席検事時代には、数々の独自捜査を成功させ「鬼検事」として名を馳せた。
99年、大阪高検公安部長に着任。2000年頃から検察の「裏金」の実態を内部告発。
2002年4月には現職のまま実名で朝日新聞やテレビ朝日「ザ・スクープ」などで告発を
しようとしたが、4月22日朝、テレビ収録の朝、大阪地検特捜部に「口封じ」逮捕された。
裁判では、無罪を主張し徹底的に争ったが、05年2月大阪地裁で懲役1年8カ月の実刑判決。控訴したが07年1月高裁で棄却、08年8月に最高裁も上告棄却で実刑が確定。同年10月に収監。大阪拘置所、さらに静岡刑務所で受刑し、10年1月18日に満期出所。
著書『検察との闘い』(創出版)、『検察の大罪』(講談社)など。

 

鈴木邦男(すずき・くにお)
1943年生まれ。1999年まで新右翼団体「一水会」代表、現在は顧問。著書『言論の覚悟』(創出版)、『愛国と米国-日本人はアメリカを愛せるのか(平凡社新書)、『公安警察の手口』『右翼は言論の敵か』(ちくま新書)、『遺魂』(無双社)など

 

安田好弘(やすだ・よしひろ)
1947年12月4日兵庫県生まれ。一橋大学法学部卒業。弁護士。オウム真理教の麻原彰晃死刑囚、和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚、光市母子殺害事件の元少年などの弁護を担当。著書『「生きる」という権利 麻原彰晃主任弁護人の手記』(講談社+α文庫)など。


辻恵(つじ・めぐむ)
1948年6月12日生まれ。京都府生まれ、大阪府出身。政治家、弁護士、弁理士。民主党所属の衆議院議員。2010年10月より、検察官適格審査会の委員。

 

12月には他にも興味深いイベントがたくさんあります。

●12月5日(日)13時~日比谷公園大音楽堂集合。市民の連帯の会主催 検察裏金問題・村木事件・冤罪事件追及の集会とデモ行進
●12月13日(月)18時~弁護士会館10階1003号室 自由人権協会主催「検証・検察~村木事件・前田事件から考える検察問題」弘中惇一郎・他
●12月18日(土)13時半~青山学院大学総研ビル5階(14509教室)人権と報道・連絡会「検察の冤罪作りとメディア」http://www.jca.apc.org/~jimporen/
●12月19日(日)14時半~日比谷公会堂 フォーラム90主催「死刑のない社会へ」辺見庸・加賀乙彦・中山千夏・森達也・他


 


 

日野不倫殺人事件の24年目の現実

1993年12月、日野市のアパートが放火され、子ども2人が焼死した。逮捕された北村有紀恵さんは無期懲役の判決を受け、服役中だ。その彼女の置かれた現実を通して贖罪について考える。
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 「暴走」の末に頓挫した海賊版対策......川本裕司


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 死刑を宣告された私の近況と逮捕をめぐる経緯......山田浩二

◇『DAYS』性暴力事件をめぐる経過報告
 『DAYS JAPAN』広河隆一さんの性暴力問題を考える......篠田博之

◇被害から25年目の今、性犯罪受刑者との対話を望む
 性暴力被害者の私が、なぜ加害者との対話を求めるのか......にのみやさをり

◇同性愛差別が続く社会で起きた事件と波紋
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