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2006年4月アーカイブ

 東京ではフジテレビの「とくダネ!」が3月28日(公判翌日)に取り上げた以外はあまり大きく報道されていませんが、小林薫被告の裁判をめぐって、『創』に連載されている獄中手記が大変な影響を及ぼしています。
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  『創』3月号で小林被告は犯行状況について、これまでの供述を大きくひるがえす内容を、これが「真実」だとして手記にしたためました。3月27日の公判は、午後の大半を使って、その手記の真意を被告人本人に問いただす場となりました。小林被告は、一貫して『創』手記は自分のありのままを書いたものだと証言したのですが、その内容を述べることは減刑を求めているように誤解されるからと法廷では証言しないことを決めました。そして法廷ではその部分については一貫して「話したくありません」という答えを貫きました。
 そのあたりの小林被告の真意については、4月7日発売の『創』5月号をぜひご覧下さい。もしかすると、この裁判は近々、大きな転機を迎えることになるかもしれません。
 ちなみに『創』編集長・篠田は、小林被告に対して、やはり法廷では真実を述べるべきではないか、とアドバイスしています。
 いずれにせよ、「娘はもらった」というあのメールで日本中の親たちを震撼させた小林 被告の事件の背景にはかなりいろいろな問題が隠されているようです。(上の写真は小林被告から『創』編集部に届いた手紙です)。