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篠田博之の「週刊誌を読む」

「愛子さま不登校」騒動と学習院運動会

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 これだけ注目された運動会も珍しいだろう。11日の体育の日に行われた学習院初等科の運動会だ。もちろん愛子さまが登場するからだが、当初予定していた9日が雨で順延に。週刊誌では14日発売の『女性セブン』が最初に詳しい内容を伝えることになった。
 女性週刊誌はネタがあろうとなかろうと雅子妃母娘の関連記事を毎週掲載しているのだが、今回は『週刊文春』『週刊新潮』も運動会の写真をグラビアに掲載していた。
 この運動会が注目されたのは、愛子さまの不登校問題の行方を占う意味を持っていたからだ。2学期が始まってからも「遅刻・早退・雅子さまのお付き添い......と、愛子さまは1学期と同じようなご登校方法を続けられている。さらに、4日目、5日目は夏風邪のために連続してご欠席。愛子さまの新学期は波乱のスタートとなった」(女性自身9月28日号)
 リレーの代表選手に選ばれ、活躍ぶりとガッツポーズが報道された昨年の印象が強いだけに、果たして波乱の新学期の中で今年の運動会がどうなるのかが注目されたのだった。開催前から女性週刊誌は煽る煽る。「愛子さま『ママ、運動会が怖い...』」(女性自身)「愛子さま2学期4日目から不登校!『運動会ピンチ』の深刻!」(週刊女性)
 で、結果的には愛子さまは、そんな心配を吹き飛ばすかのように予定した全種目に出場。フォークダンスでは笑顔を振りまいたらしい。フィナーレを飾った選抜女子児童による「紅白対抗リレー」にも代表選手として登場したのだが、ここで思わぬハプニングが。「白組の愛子さまのチームは、第1走者の1年生が転倒し、最初から大きく出遅れてしまったのだ」(女性セブン)。差は縮まることなく最下位となったのだという。 
 「悔しさのあまり泣き出す子もいたんですが、その子を愛子さまは優しく励まされていました」という関係者のコメントとともに、愛子さまの成長ぶりがたたえられて記事は終わっている。
 結果を見ると、週刊誌が騒ぎすぎなだけなのでは?とも思えてしまうのだが、皇室ファミリーの不登校問題という異例の事態が関心を呼んでいるのも確か。まだ当分、この話題、続きそうだ。
(月刊『創』編集長・篠田博之)

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