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創出版: 2010年1月アーカイブ

 一橋大学のフォーラムの打ち上げで、コラム「編集長の目」を見た学生か
ら、過去のものを見たら大変参考になったという話と、その文中にスキャン
して貼り付けてある『創』の記事が見にくいのだが、オリジナルの記事を見
せてもらえないかという要望を受けました。それでwebマス読のページにア
ップしてある過去の「編集長の目」を見たら、途中抜けがあったりしている
のがわかりました。見にくい貼付記事も見やすくするなど早急に整備します
ので、近々もう一度アクセスして下さい。小学館の自殺した編集者の話や、
大麻使用で逮捕された講談社社員の話など紹介されています。
ご覧になりたい方はぜひこちらへアクセスして下さい。
http://www.tsukuru.co.jp/me_blog/

 さて、ここからが本題ですが、今回、ちょっと書いておきたいと思ったの
は、1月13日のマス読ライブ映画映像篇で東映内定者の体験報告をしたとこ
ろ、会場アンケートで「どうしてコネの人の特殊な体験報告なんかするのだ」
と書いていた人が複数いたことです。これ、大変な誤解で、彼は確かに就活
中に東宝でバイトをしていたのですが、これが採用にあたってコネになった
わけではありません。というか、いまどき大手マスコミで、バイト経験がコ
ネになったり採用に有利になったりすることはないのです。彼がやっていた
バイトもホームページで公募されていたものですし、今新聞社でも出版社で
もバイトの募集は頻繁に行われ、たくさんの志望者がマスコミでバイトをし
ています。
 このあたりは『マス読』入門編でも説明してあるのでぜひきちんと読んで
ほしいのですが、バイトやインターンシップはその会社や職場について知る
ための一番よい方法なので、ぜひ積極的に参加してほしいのですが、それが
ゆえに採用で便宜を図ってもらえるとか内定が得られるといったことは基本
的にありません。内定報告をしてもらった学生も、きちんと実力で東映に合
格したもので、コネ入社という言い方はおおいなる誤解です。
 たぶん誤解をした人は、マスコミでバイトをすること自体が特殊なことと
思ったのかもしれませんが、実際は非常に多くの学生がバイトをしています。
ホームページや採用ページなどで公募するケースも多いので、志望会社につ
いて調べてみてはどうでしょうか。