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創出版: 2007年3月アーカイブ

 発売中の月刊『創』4月号は新聞社の大特集ですが、4月発売の次号5月号はマンガ特 集なので連日、講談社や集英社に取材に通う日々です。周知の通り出版界は今大きな曲がり角で雑誌は落ち込む一方なのですが、特に激しいのがマンガ誌。『月刊少年ジャンプ』の休刊は象徴的な事件です。一方で昨年の「のだめ」ブームのように映像との連動で大化けする例も続いています。

 今週は24日から公開の映画「蟲師」の試写を見ました。原作は講談社のマンガですが、 それをマンガ家・大友克洋が実写化したという異色話題作です。昔はマンガ家というのは文学者より低くみられた時代もありましたが、今は大友さんなどマンガ家というより表現者。マンガ家のイメージも相当変わりました。「蟲師」については今発売中の『ぴあ』で大友さんと主役のオダギリジョーが対談をしています。

 ちなみに同じ『ぴあ』のP88には私の名前も出てきます。『ぴあ』に登場するのは珍しいのですが、ポレポレ東中野で公開中の映画「9・11-8・15日本心中」の監督とのトークショーに19日(月)夜にゲスト出演するからです。就職活動たけなわで映画どころではないかもしれないけれど、もし19日、気分転換に映画でもという人は東中野まで足を運んで下さい。この映画は、何というか内容を紹介するのが難しい映画です(苦笑)。