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《コラム 編集長の目》 NHK女性記者の過労死問題

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NHK女性記者の過労死が社会問題になりつつあるのはご存知と思いますが、昨夜校了した月刊『創』1月号(12月7日発売)には、その過労死した女性の両親が登場し、詳しい経緯を語っています。女性は一橋大卒でNHKに入ったのですが、過重な選挙取材の過程で急死。発見された時には、仕事用の携帯電話が握りしめられていたそうです。母親は娘の突然の死を受け入れられず、放心状態に陥り、後を追って死のうとまでしたそうです。そういう話が当の母親から切々と語られています。マスコミの仕事がハードなことは誰も知っているでしょうが、この記者の死は、報道界全体に大きな波紋を投げつつあります。発売は12月7日ですが、これからマスコミを目指す人にぜひ読んでほしい内容です。ちなみに、「マス読」はこれまで、1巻に合格体験記を書いた大手出版社編集者が入社3カ月後に自殺したとか、哀しい出来事を幾つも見てきました。こういう問題についても、機会があれば議論していきたいと思います。

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