トップ> 編集長の目 > 2016年4月アーカイブ

2016年4月アーカイブ

 NHKに応募しようという人は多いと思います。同局の試験で重要なのが「2・5次面接」です。ディレクターなど特定の職種志望者だけを対象に2次面接と3次面接の間に実施されるので「2・5次面接」と呼ばれるわけです。内容は「クローズアップ現代」などを短く編集した映像を見て、集団討論を行うものです。映像を見た感想や、自分ならどこをどう工夫するかなどを話し合います。番組作りの適性を見るものですが、重視されている選考です。よくテレビ志望で、どういう準備をすればよいでしょうかと質問する人がいますが、こんなふうに実際の映像や番組を観て、考えたり、議論することをお勧めします。よく「メモを取りながらテレビを見ろ」と言われますが、普段は何気なく「ながら視聴」をしている人も、試験に備えるなら自覚的にテレビを見る必要があります。録画をしたり、NHKでいえばアーカイブの番組はぜひ見ておきましょう。志望者というのは、これまで視聴者だったものが作り手をめざすということで、その作り手としての適性を面接ではアピールするわけです。だから、自分ならこう作ると考えながらテレビを自覚的に見て下さい。