トップ> 編集長の目 > 2006年10月アーカイブ

2006年10月アーカイブ

『創』に手記を連載してきた小林薫元被告が控訴を取り下げ、死刑が確定。死刑基準の見直しなどこの死刑判決は大きな意味を持っており、そのことも含めてこの事件、もっと議論されねばならない。
 
 ということで、今週は新聞・テレビの取材に可能な限り協力してきた。きょうも多忙ななかでTBSの取材に応じていたところ。昨日は日テレ、その前は朝日放送。朝日・毎日の記者も連日、奈良から取材の電話をかけてくる。小林死刑囚からは控訴取り下げの10日にも、12日付にも手紙をもらっている。この事件についての情報は『創』が一番なのだが、残念なことに月刊誌は、今素材があっても発売は来月。ということで、新聞・テレビの希望に応じて、貴重な情報を公開してしまっているのだが、う~ん複雑な心境だ。

 発売中の『創』11月号にも小林死刑囚の遺族への謝罪文を掲載している。ぜひ読んでみてほしい。1年もかかわってきた人間が死刑が確定したというのは何となく重たい気分で、宮崎勤の時と同様だ。