Q) 私は去年毎日新聞社の採用試験を受け、最終面接で不合格となりました。しかし記者への夢を捨てきれず就職浪人をして、今年もう一度同じ毎日新聞社の採用試験を受けました。再び最終面接まで残ったものの、またも不合格となりました。面接まで進んで一度不合格となった者は二度と採用しないという噂がありますが、本当なのでしょうか? 仮に嘘だとすると、今年の秋採用にも再びチャレンジすべきでしょうか? A) 秋採用はもちろんチャレンジすべきです。選考というのは基本的に相対評価で、上から採用予定人数まで何人を合格とする、という判定の仕方になります。だから君の場合は、むしろ前回惜敗しているわけですから、筆記で落ちた人よりも合格の可能性があると考えるべきです。
しかも毎日新聞社で最終まで行ったということは他社でも通用する実力があるということですから、他社にもチャレンジしてはどうでしょうか。君は恐らく毎日新聞社が第一志望なのかなと思いますが、受けるだけなら他社も受けることを勧めます。最終的にどこへ行くにせよ、自分の進路を考える際の判断材料になりますから。
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Q) 筆記試験は大体どのくらい点がとれれば合格なのでしょうか。また実際に試験に出た過去の問題を入手するにはどうしたらよいのでしょうか。 A) 一般的にいうと筆記の合格ラインは6~7割といわれています。ですから事前に筆記対策で過去問などをやる場合は、7割とっておけばOKと考えて下さい。
ただこれはあくまでも目安であって、例えばNHKの場合は、筆記試験に面談の評定が加算されるなど、会社によっていろいろなケースがあります。
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Q) 筆記試験が迫っているのですが、直前に優先する勉強はなんでしょうか? A) 一般的に言うと直前対策として皆がやるのは『新聞ダイジェスト』。それぞれ増刊号と銘打って直前対策の問題とか掲載してますし、過去半年分のバックナンバーを使って時事問題を整理するというのもよくやることです。『新聞ダイジェスト』は臨時増刊として「最新時事用語&問題」というのを発行しています。
『朝日キーワード』も時事用語の整理には役立つでしょう。それから漢字と一般常識の問題集なり参考書を1冊やってみてはどうでしょうか。出版志望の人はそのほかに芸能ネタなど雑学ふうの対策も必要です。
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Q) 私は経済学部なのですが、広告の制作は専門技術や専門のアート系学部じゃないと受けれないのでしょうか?普通の文系学部では営業職しか就けないのでしょうか? A) 月刊『創』3月号は広告界の大特集で、広告志望の人には絶対お勧めです。クリエイティブといわれる制作分野にも今大変革の波が押し寄せてますので知っておくべきでしょう。制作職は美大の人とかじゃないとなれないのかというと、そんなことありません。必要なのは企画力や発想力で、表現技術が問われるわけじゃありませんから。ただ制作を含む一般職と別に「デザイナー」とか「アート」という職種で美大を指定校制にして職種別採用を行っているケースもあります。 |
Q) 例えば出版社のエントリーシートで「最近読んだ本」とか「愛読書・愛雑誌」という質問にはその出版社の本を答えるべきなのでしょうか。 また、テレビ局で「最近見たテレビ番組」と聞かれたら、その放送局の番組を書くべきなのでしょうか。 A) 別にその出版社の本じゃなくて構いません。特に単行本の場合は。テレビで「最近見た番組で印象に残ったもの」という質問でしょうか。これも別に他局でも構わないと思います。もちろんその局の番組であればそれにこしたことはないでしょうが。
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Q) 採用条件で、年齢制限にひっかかる所が多いのですが、無理に書類を送付しても、やはり選考外とされてしまうのでしょうか。特に年齢制限がない会社があれば、ぜひ教えていただきたいのですが。 A) 定期採用試験で年齢制限なしという会社はないと思います。新聞以外は大体の会社が入社時25~26才で線引します。応募資格は年齢制限と新卒・既卒と2つの条件で制限をかけるのが普通です。大手マスコミの場合は、応募資格は厳密に運用します。ただ中小で応募者数が数百人以下の会社は、多少ならば大目に見る会社もあります。一応トライしてみてはどうでしょうか。
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Q) 朝日新聞社と読売新聞社の筆記試験の日が同じですね。とにかく新聞記者になりたい私としては、少しでも競争率の低いほうを受けようと思うのですが、 結局、どちらのほうが受かりやすいのでしょうか。 教えてください。 A) 倍率の違いで志望先を選ぶのは基本的に間違っています。これでは筆記を通過しても面接の際「志望動機」をきちんと話せないでしょう。また倍率と試験の難易度とはこれまた違います。例えば局アナ試験は倍率だけは高いですが、かなりの応募者が「ためしに受ける」人で実質倍率はもっと低いのです。
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Q) 某社から「繰り上げ内定」と電話連絡がありました。ようするに補欠要員ということです。就職活動はこのまま続けますが、何だか、いてもたってもいられません。過去に補欠で、内定をもらった人はいるんでしょうか? A) 補欠内定は時々あります。内定辞退者が出る可能性はあると思うのですが、それで君に内定が出るかどうかは君が何番目の補欠かにもよるので、可能性については何ともいえません。
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Q) 出版(編集)志望で動いています。文春でいうSPIとはどんなものなのでしょうか? 漢字やいわゆる出版社の一般常識というものは自分なりに対策してきたのですが、SPIに向けて特にやっておかなければならないというものはあるのでしょうか? それともう一点です。人物寸評の対策として、「話題の人物辞典」のような本や参考になるものは何かありますか? A) SPIは幾つかのバージョンがあるようで会社によって多少違いはあるのですが、基本は同じです。対策としては市販のSPI対策本をやるということでしょう。「文春のSPI」といっても、SPI自体が外部の特定の会社(リクルート関連の会社)で作っているもので、基本的な考え方は同じです。
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Q) マスコミの筆記試験の過去問はどうやって入手すればよいのでしょうか。NHKや大手新聞社以外でも市販されているのでしょうか。 A) 現在、市販されている過去問は『新聞ダイジェスト』の増刊号です。収録会社はNHKと新聞・通信社です。ただ例えばNHKは放送技術職が割愛されているなど完璧ではありません。理由は単純で公表されていないものは載ってないということです。
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Q) 放送志望で、現在全国の地方局を回っています。ただ、行ったこともない土地の放送局を受験する場合、志望動機をどう言うか困っています。その局の番組もきちんと見た方がよいのでしょうか? A) これ、なかなか難しいのですが、恐らく受験する地方局の制作番組をきちんと見てる人ってほとんどいないはずです。何かその局の番組が賞をとったとかいう場合は、できたら知っておいた方がいいでしょうが(知りたい場合は、テレビ専門誌をあたること。『GALAC』あたりが定番です)。
でも、それも知ってないからといった落とされることはまずありません(でもその地方局がどの系列かくらいは最低知っておくこと。『マス読』3巻に全部載ってますから)。ですから、キー局を受けた時の志望動機と基本的に同じでいいと思うんです。正直にキー局を受けて落ちたけれど、どうしてもテレビ局で仕事がしたいから、と言ってはどうでしょうか。ただその場合も、そのテレビの仕事がしたい理由はきちんと説明できないといけません。
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Q) マスコミの試験で会社によって論文を課すところと作文を課すところがありますが、両者の違いはどういうことなのでしょうか。 A) まず従来、作文と総称されていたものに、厳密にいうといろいろな形式があります。ひとつは論文で、これは特に論理的思考性をみるもの。新聞記事とは5W1Hの組み立てによって成り立っており、同じいい文章といっても文学表現とは趣が異なります。与えられたテーマについて、自分の意見を論理的に展開できるかどうか、それをみるのが論文。テーマも当然、それにそったものが出ます。一般的には時事的テーマが多いです。例えば「日の丸・君が代」「IT革命」等々。
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Q) 面接の中で、「御社」や「貴社」、「私(わたくし)」や「存じます」、「申します」 という言葉(いわゆる謙譲語)を使ってますか?? マニュアル本ではそういう言葉使いをしないとダメだと書いてありますが、どうなんでしょうか。 A) よくマニュアル本を読むと、面接では「御社」と言わなければダメとか書いてますが、実際はそんなことありません。
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Q) 論文対策として文章を書く練習をしたいのですが、お題は何がよいでしょう? A) これは自分で考えるというより、とりあえず過去に出題されたテーマで書いてみてはどうでしょうか。例えば読売新聞の場合は論文のテーマは「津波」「ライブドア現象」「宇宙と平和」。朝日新聞は「日本が世界に誇れること」「仕事と倫理」「この国を生きる」でした。
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Q) 専門学校在籍。情報処理の企業の内定はもらったものの、マスコミ業界をあきらめきれません。先生や親は何年後かに再挑戦すればいいとアドバイスしてくれますが、どうなのでしょうか? A) 情報処理業界というのが具体的にどこなのか、またその会社でどういう職種に就くのかわからないので、何ともいえない部分はあるのですが、問題はその会社ないし業界からマスコミへの転職の可能性がどの程度あるかということでしょう。最近マスコミでも、コンピュータに詳しい人を特別に採用するということがあります。デジタル化やネットビジネスが進み、そういう人材の需要が増えているからです。
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Q) 障害者ですが、履歴書で1字まちがっても不採用になることがありますか? A) 一般的に言えば、1字の間違いだけで落とすというのはそう多くはないと思います。あまりに誤字脱字だらけの志望書は志望意思が強くないとみなされ、不合格になりますが、普通は1文字程度なら見逃されることの方が多いと思います。ただ問題は、その誤字が何なのかということであり、当然知っていなければならない文字を間違えたとなるとやや不利になります。報道志望なのに報道の文字を「報導」などと書いたり、誰でも知っているような漢字ができていないといったケースです。
履歴書というのは内容や書き方など様々なポイントを総合判定して合否を出すものです。あなたの場合、1文字できなかったために落とされたのかどうかはよくわかりません。
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Q) テレビ局の試験を受けていますがどうもうまくいきません。あと3カ月くらいで民放キー局は決着がついてしまうので正直焦っています。今から面接対策を講じるとしたら何をやったらよいでしょうか? A) テレビ局の場合、筆記試験もありますが、基本的に面接重視。しかもその面接対策としてはこれといった方法があるわけでなく、あなたが何をやりたいのか、どんな番組を作りたいのかきちんと言えるようにしておくことが大切です。当たり前のことのように思うでしょうが、実はこれが意外とできていないのです。
テレビ志望者にはかなりの数の憧れ受験の人たちがおり、まずその人たちをどう落とすかが採用担当者の仕事です。その際、採用側がよく言うのは、テレビが本当に好きな人に来てほしい、好きでよくテレビを見ている人に来てほしい、ということ。本来ならテレビが好きな人がテレビ局を受けにくるのが当然なのに、そうでなく「何となく」という気持ちで受験する人が実際には少なくないのです。
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Q) レコード会社志望ですが、説明会など行っていないので不安です。大手レコード会社の倍率や選考基準を教えてください。 A) 確かにレコード会社の場合、独自の説明会を開催しているところは少ないのですが、リクナビや毎コミなどの合同説明会に加わっていることもあるし、「マスコミ就職読本ライブ」などレコード会社のセミナーを行っているケースもあります。今年度はavexなどすでにプレエントリーを締め切ってしまった会社もありますので、そのあたりよく調べてみてください。
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Q) 新聞社の試験で効率のよい英語対策はないでしょうか? A) 残念ながらそれほど効率のよい英語対策というのはありません。むしろ英語というのは最も付け焼刃がきかない科目です。
ですから論作文と一般常識試験の対策はみな行いますが、英語はこれといって試験対策を講じない人も多いようです。もし直前に強いてやるとしたら何かといえば、時事英語対策でしょうか。新聞などで話題になっている問題について英文和訳などの出題がなされた場合、時事的な言葉が英語でどう表現されるのかわかるようにしておくということです。
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Q) 2008年は4月6日に新聞各社とNHKの筆記試験が重なったようです。筆記試験だけでなく面接の日程が複数社で重なるケースも多いと思いますが、こういう場合はどう対応したらよいでしょうか。 A) 確かに4月の第一日曜日は新聞とNHK志望者にとっては天王山で、毎年、各社の試験がぶつかります。ただ、長年の慣習から、NHKは午前中に試験が終わり、その足で駆け付けると読売新聞社や朝日新聞社は受験できるようになっていると思います。ではNHKと共同通信社はどうかとか、いろいろな組合せがあると思うので、試験時間を確認のうえ行動スケジュールをたててください。
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Q) 新聞社の試験などで筆記が通り、最終面接で落ちました。気持ちは前面に出しているのですがなかなか面接で通過するのが難しいのです。秋採用や来年も受験を考えています。ただ、面接で落ちたところは、もう受けるのが厳しいのでしょうか?最終で落ちたところはもう会社に合わないと思われているのか悩んでおります。 A) 落ちた理由が問題ではありますが、一般的に言えば採用数の枠があって最終落ちというのはそこに入れず次点で敗退したと考えてよいでしょう。ですから、むしろ最終まで行ったというのは、自分の力がある程度備わっていることが証明されたことだと考えてください。
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Q) 現在大学院修士課程1年です。今年いっぱいで研究が一区切りつくこともあり、秋採用を受けて少しでも早く働きたいと思っています。ただ準備が万端でない事もあり、春まで待った方がいいか悩んでます。特に秋採用で落ちた場合次の春採用で不利になるのでしょうか。 A) 秋採用を受けるべきか来年春まで待った方がよいかというお問い合わせですが、これは文句なしに秋採用を受けるべきでしょう。試験で落ちたことで次回に不利になることはないし、来年春に賭けるにしても、そのための力試しとしても一度試験を経験しておくべきでしょう。
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